常々、俺が眼鏡を買いに行きたいと言ってもあんたはちっとも付き合ってくれない、と嫌味の種になっていたうちのの眼鏡買い替え。昨日は久しぶりにまともに熟睡できた。しかも中途覚醒は1回のみで、12時間睡眠という素晴らしさ。寝過ぎの所為か全身が痛んだけれど、寝不足不機嫌よりは遥かにマシ。どちらが先に起きても相手が自然に目覚める迄は起こさない、という約束がうちのに守られたお陰で気分良く起きることができ、おまけに暑いから夕方から出掛けようということをうちのから提案してきて、渋谷へ。うちのの好きなパルコの某眼鏡店にてあれこれ試着し、今迄とはちょっとだけイメージが違うセルフレームに決定。椅子に座って店員さんとレンズについて相談。うちのがこれ迄にかけていた眼鏡も、その眼鏡店の別支店で購入した物。店員さんにそれを渡し、店員さんが戻ってくるのを暫し待っていた。挙動不審になりつつ戻ってきた店員さん。親切にレンズの歪みを直してくれ……ようとしたらしい。しかしそれなりに使い込んでいて脆くなっていたのか、それとも店員さんの手際がまずかったのか、フレームがパキッと。呆然とするうちの。全く同じフレームはもう渋谷店にも別店舗にもないとか。そして出されたのが、別色同フレーム3つ。どれも、これは……、と声を失う色ばかり。うちのの眼鏡にスペアはなく私が取りに帰ってくることも不可能だし、帰ることは不可能な視力。店側が次に出した打開策は、同色別フレームで急遽今迄のレンズを調整して嵌めるというもの。それで手打ち。それでもレンズ調整に小1時間かかると言われ、うちのはぼんやり。私も手持ち無沙汰。うちのが、自分の見たい物を見てくれば? と言ってくれたのでお言葉に甘えてひとりで店内探索へ。

 最初に覗いたのはスナオクワハラ。i.sの頃に比べて数段デコラティブになっており、同時に値段も跳ね上がっていて、うー……む。余りそそられる物がなく残念。その次に覗いたA/Tでもピンとくる物はなく、ツモリでやっと欲しいと思える物を発見。幾つも。ワゴンで最初に目についたのはピンク地に蛇アップリケ付の財布。可愛い! でもこの大きさじゃカード類は殆ど入るまい、と断念。ドッキングのワンピは高過ぎ。スエードのジャンパーは季節外れなのに5万オーバー。無理。クレプリ物で2枚、可愛いプリントシャツを発見。試着。インパクトが強過ぎて着回しが利かなさそうに思え、諦めたけれどまだ名残惜しい。きっともしまた見てしまったら買ってしまうだろう。バーゲン終了迄、ツモリに足を運ぶのはやめておこう。ピンクのバレエシューズ、数色の革紐で編まれたサンダルも気になった。けど、履物の多さでしゅっちゅううちのに怒られていることを思い出して元に戻した。アゴストで気になったのはトングサンダル。サイズが合わないか、と思っているところに店員さんが来て、もうひとつ小さいサイズをお探ししましょうか? いえ、結構です。高い……。アナスイも何だかイマイチ。気になったのは結婚式に行くようなワンピースのみであり、とてもじゃないけれど普段は着られない代物。Qでやっとお手頃価格のお気に入りに出会えた。水色のコサージュとグレーのクロッシェ。裾に小さめフリルの付いたクロップドパンツも可愛かったし、プリントの鞄も良かった。ここでは諦めるという形ではなく、どれにしようか迷って、でも決められずに困って店を出た。決断力に欠けている。最後にグレースコンチネンタル。どうせどれも高かろうな、と思いつつ覗いて真っ先に目に入ったのはぺたんこサンダル。駱駝革。軽くて履き易そう。試し履きしたらサイズもちょうど。36でも入る靴があるなんて! 幅広甲高なのでこういうジャストサイズのサンダルは明らかに買いである。心配しつつ値札を……え? これでいいの? 一桁間違ってない? というお値段。即決。早まってQで買い物しなくて良かった。その場で履き替えて、先に向かいのユニクロに行っていた、予期せず今日から新フレームの眼鏡になってしまったうちのの元へ。私は見る物なし。うちのもピンと来なかった模様で、別パルコの無印良品へ。うちのはリネンかガーゼ地の白シャツが欲しかったらしい。しかし無印のガーゼ地は薄過ぎて、やっぱりユニクロのリネンの方が良かった、と。無印のガーゼ地、二重にすればかなりいいといつも思うのだが、毎年一重の物しか出してこない。無印を後にして私がナショナルスタンダードを覗き始めたらうちのは、俺、ユニクロに行ってる、と。ナショスタもなんとなく前と雰囲気が変わってしまった様子。でも白黒ドットのレインブーツは可愛かったなあ。鳥プリントのTシャツも。クチャで気になったのは、カーキのコットンアンクルブーツと春秋物のコートとスカートとパンツ。パンツを買おうかかなり迷ったのだけれど、あったのは水色と緑のみ。ベージュかネイビーがあれば即買いだったのに。コートではベージュがあった。迷っているとうちのから電話。さっさと来い。仕方なくその場を離れてまた合流。70%オフになっていたし、買ってしまっても良かったかなあ、とこれを書いている今も思う。だが。春秋物のコートは既に数枚持っており、それぞれ余り活躍していない事実もある。買ったら買ったで、無駄使いになってしまいそうな悪寒も。

 好きなショップを幾つか覗いて、改めて思わされてしまったこと。前々から好きだったブランドの幾つかが、今は全くとは言わない迄もかなり雰囲気が変わってしまっていた。それでも暫く追っていれば、またコレだと思えるような物が出てくるのだろうか。それとも徐々に今以上に私の好みから外れて行くのだろうか。仕方がないことなのかもしれないけれど、前のあのシリーズみたいなのが出てこないかなあ、なんて懐古。他の人は、時代や年齢と共に趣味も変わっていくのだろうか。少し前からやたらと雑誌では取り上げられているけれど、ちっとも見かけなかったレディースのショートパンツ。本当に穿いている人が渋谷にはいてびっくり。見かけた人たち誰もが似合っていない気がしたのは、私の目が曇っているのではなく、無理に流行を追いかけている人々だったからだと思いたい。ショートパンツは余程スタイルが良くなければ難しいって!

 一週間も日記が空いてしまったのは、メイラックス服薬で生活ががたがたになってしまった所為。空白期間の分はぼちぼち埋めて行く予定。

BGM/「Beggars Day」「Dream On」「Black Betty」など

服/クラッチの水色ベース細紐付きスクラッチカットソー+DUNIMEのデニムパンツ+黒地に白・水色・シルバーのドットシースルーキャミワンピ+コキュの金魚刺繍ミュール(途中からグレースのキャメル×グリーンオリエンタル柄駱駝革ぺたんこサンダル)+ツモリのオフホワイトトート+オフホワイトのクロッシェ+ブルーのジルコニアのピアス

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