現在6月13日。

 一昨日からサイレースの代わりにメイラックスの服用を始めた。途轍もなくだるいのだが、この薬の効果はこれでいいのか? 激しく疑問な位に眠い。朝は起きられる。が、朝食後に眠り、昼食時に目覚めて食事を摂りまた眠り、夕方目覚めて最低限の家事をして夕食を食べるとまた眠くなり、うちのに決められた3時という消灯時間よりも1〜2時間は優に早く布団に入る。その直前にアモバンとメイラックスを服用。1日中眠くて堪らん。サイレースからメイラックスに処方が変わったのは前回診察時に、日中だるくて堪らん、と訴えたからだ。そしてメイラックスに変わったわけだが……だるい上に眠くなってどうする! 無意味! 朝昼にパキシルをまた戻してもらったのにこんなに眠いってどういうことだ。主治医曰く、メイラックスはソラナックスより弱い薬。本当なのか? 信じていいのか? 効果はまだ解らんが、副作用と思われるものは明らかにメイラックスの方が強く感じる。抑うつが酷いときに、いいから寝てれ、的な1日乃至は3日は使い物にならなくなる薬を出された。これと似た類のような物に思えてならない。メイラックスで予期不安や発作が出ないのは、単に眠くて寝てしまうからではないのかと。それでいいのかと。それでは人として何かが違うのではないかと。そのお陰でうちのと現在喧嘩中。

 先日は私が夕方惰眠を貪っているときに、ビデオ録画依頼の電話をもらい、何してた? と訊かれたので、寝てた、と答えて怒られた。その日うちのが帰宅したときには起きていたから大事にはならなかった。今日はうちのは休みでありつつ家で仕事をしている。朝食兼昼食にスープビーフンを出した。昨日の朝食は焼きビーフン。なんかここんとこ、朝飯にコーンフレークかビーフンしか食ってない気がする。気がするのではなく、本当にそれしか出してないよ。何で? 俺、ご飯食べたい。何でって……あんたが朝はコーンフレークがいいって言うし、昨日も今日も何でもいいって言うからビーフンを出したんだけど。ご飯炊いてないの? ないよ、ビーフンを出す予定だったんだから。冷凍庫にストックはないの? ないよ、冷凍庫は他の食材でいっぱいだから。そして黙々とスープビーフンを食し、食器を下げて私は、コンビニにお菓子を買いに行きたい、と言いつつ寝た。小2時間程して目が覚めるとうちのが、コンビニに行くか、と言う。うん、とのそのそ起きる私。家を出てからうちのがこう言った。あの物件、こっちの方だと思うから見に行こうよ。あの物件、とはうちの近所の賃貸マンションであり、うちのは私の昼寝中、近所大手の不動産屋のサイトを見ていたのだ。はあ? やだ、どれ位歩くかも解らないのに……私はコンビニに行く。と、結局ひとりでコンビニへ。それでもお菓子はふたり分購入。私の帰宅後、暫くしてうちの帰宅。コンビニの袋を提げて苛々オーラを振り撒き捲っている。怖い。話しかけても喧嘩腰で返事が返ってきて、挙句の果てには、もう喋るな! ときた。所在なくした私は再び昼寝。小4時間。起きてから、夕飯作ったら食べる? と訊くと、食べる。少し時間を置いたからか、ちゃんと話してくれるようにはなった。が、まだ苛々口調が残っていて怖い。

 まず家を出てから、物件を見に行こう、というのは約束違反だと思う。だってコンビニに行くというから私は外に出たのだ。なのに物件って……。私も気になっている物件だけれど、それを捜し歩く体力気力は少なくとも今日の私にはなかった。なのでひとりでコンビニに行った。帰宅後、何様だよ! と言い放ったうちの。何様って……。私が、あの物件を探しに行きたい、と行って家を出て、やっぱりやめた、なんて我侭を炸裂させたならば、うちのからしたら、おまい人を振り回すのもいい加減にしろよ! 何様だよ! となっても不思議はない。なのにコンビニに行くというから付いて家を出て、コンビニではない場所に行こうとしたうちのこそどうなのか、と問いたい。でも怖いので直接は問えず、ここに愚痴を書いている現在。付き合いが悪い、と解釈されるのは仕方がないだろう。だが、付き合いが悪い=何様だ! は飛躍しすぎというものだ。俺様思考が見て取れる。家を出る前、1回目の昼寝中にうちのはトイレで煙草を吸ったらしい。煙草を置いてある場所で判った。今年からうちではトイレ禁煙としている。ユニットバスの天井を掃除するのはなかなかに大変であり、その大変な作業をするのは私だからだ。因って文句を言ったら不機嫌になられた。私は以前ふたりの間で取り決めた約束を破ったうちのに、正しいことを言った筈なのに……。

 うちのの今の思考の根底にあるのはきっと、だらだらと寝やがってからに、だ。それがぐうたらに因るものか、薬の副作用に因るものかは関係ないらしい。現に1度目の昼寝後に、寝ちゃってごめんね、副作用で異様に眠いんだよ、と言ったら、そんな薬は飲むな! と怒られた。フォローという訳ではないけれど、基本的にうちのは私の病気を、そういうものであるらしい、と捉えて処方薬の副作用も、そういうものであるらしい、と考えてくれている。ただ、何処かに苛々があるとこういうフラットな考えは吹き飛んで行き、だらだらしやがって! に簡単に裏返る。所謂、八つ当たり、だ。今日のうちのの苛々の種は、出かけたいのに私が寝てばかりいること及び家で仕事をしなければならないこと、のふたつかと想像している。それらの事情とは関係なしに襲ってくる強烈な眠気という副作用。私は悪くない。うちのも悪くない。単にうちのの虫の居所が悪かった。こんな日はどうすればいいのだろう。私には解らない。なので卑屈な態度に出てしまう。するとうちのは余計に苛々するらしい。逆に尊大な態度に出たら、きっと自分自身でさえ、何様だよ! と思うだろうから出られない。無為に時間が過ぎて就寝時間を待ち、1日が終わることを望むことしかできない。うちは男女の考え方としては逆な側面があり、女性である私が理詰めで問い詰めて行くと、うちのは感情論でキレる。そんなことはもう飽きる程、繰り返した。だから私は理詰めで自分の正しさを訴えることは半ば諦めるようになった。感情論でキレた者が勝ち、なのだ。理詰めのこちらはもう為す術がないから。嫌な1日。早く終わればいい。

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