10段階アップ

2004年5月4日 食生活
 現在、5月5日。

 昨日はうちのが数駅先のプールに泳ぎに行った。もう何年も自ら遠ざかっていたのに、2時間も泳いだらしく早速左膝を痛めてきた。莫迦だ。その後「アップルシード」を観賞してご帰還。凄かった、との感想しかなかったので「イノセンス」程には内容に感銘しなかったらしい。私は家で洗濯三昧。三昧などと書くと楽しく洗濯をしていたようだけれど、当然ダラなのでそんなことはない。嫌々渋々の洗濯である。我が家の洗濯機はひとり暮らし用の小さめの物であり、洗濯物を入れておく籠も小さめ。洗濯物が籠に山積みになり、更には周囲に溢れていた。ヨガに行って一気に洗濯物が増えた所為だ。ヨガマットの上に敷くタオル、途中で汗を拭くタオル、シャワー後に水気を取るタオル、ヨガ用の運動服。それがふたり分。これだけで籠が一杯になる。そして教室に行く前に着替えたり入浴したりで溜まっていた洗濯物。溜まっていた分だけで山となっており、ヨガ後の洗濯物で溢れた。先週は天気が安定しなかったので、洗濯するタイミングを逃し捲っていたというのがここ迄溜めてしまった第1要素。遂に入浴後に使うバスタオルがなくなった。仕方なく洗濯。三昧。激しく面倒だけれど放っておけば誰かがやっつけてくれる物ではなし、私がやるしかない。うちのは洗濯物を干すのがド下手なのでダメ。以前、私が働きに出ていてうちのが家事をしていた頃は酷かった。皺伸ばしや洗濯バサミを当てる位置がダメなのは言う迄もなく、1度笑ってしまって怒ることもままならなかった干し方をされた物があった。私のパジャマの上。乾きが余りにも遅いなあ、と思いよくよく見ると。パジャマの片袖がもう片方の袖の中に突っ込まれたような形で干されていたのだ。一体どうやったらこんな形になるんだ! ちゃんと見て伸ばして干せ! と叱ろうと思ったけれど、ケッタイな形になったパジャマを前にすると笑いが先にこみ上げた。きっと脱水で絡んだまま適当に洗濯バサミで挟んだだけなのだろうな。それ以来、うちのに洗濯を頼むことはなくなった。因みに同時に洗濯されていたうちののパジャマの袖は、こんなことにはなっていなかった。偶然だと思いたい。

 洗濯物をやっつけて、夕食作り。昨日はホイコーローもどきと茶碗蒸し。以前の日記で、茶碗蒸しリベンジについて書いた記憶がある。今回は完璧な蒸し加減に仕上げられた。しかし作ったのは卵出汁と具が一緒に冷凍された生協の物。外袋に書かれていた通りに蒸したら上手にできた。この蒸し方はオリジナルの茶碗蒸しにも通用するのだろうか。そのうち試そう。外袋は捨ててしまった為、ここに覚書。量は少なめで1カップ前後といったところ。卵出汁と具を器に入れてラップをかけ、沸騰したお湯の入った蒸し器に器を置いて蓋をして中火で4分半、その後火を消して余熱で5分。5分以上置いてもいいし、五徳から下ろしてシンクにおいても可。この茶碗蒸しを購入したのは、湯葉入りだったから。昔は苦手だった物がここ数年でいろいろ食べられるようになったどころか、好物になってきている。湯葉然り、きくらげ然り、レバー然り。驚いたのはピーマンだ。子供の頃から食べられないこともなかったけれど、好んで食べる物でもなかった。なのに気付いたらここ3週間ばかり、毎回生協で注文している。苦味が美味しく感じる舌になってきたのか、とも考えたけれど食材を思い浮かべると、許容できる及び好む食感が変わってきたようだ。何にしろ、好き嫌いが減ってきているのはいいことに違いない。

 今夜の夕食はシチュー・温泉卵・水餃子入りスープ・茶碗蒸し。うちのはこれプラスもずく。シチューはレトルトの物を鍋に開けて冷凍のブロッコリとアスパラを足した物。温泉卵は少し前に購入してそのままになっていた温泉卵作成器で。水餃子入りスープは鍋にお湯を沸かしてウェイパーを出汁として冷凍餃子と若布ときくらげと万能葱の小口切りを入れた物。茶碗蒸しは昨日と同じ。冷凍庫整理を兼ねたメニュー。私は生協への注文時に冷凍物が多く、冷凍庫が溢れんばかりになっていたのだ。で、こんなメニューになった訳だが、うちのからはこんな言葉が。昔に比べて10段階くらい料理のレベルが上がった。特にレトルト物に一手間加えるということが、以前の私を思うと考えられないことだったらしい。確かに昔は酷かった。夕食時にテーブルに並ぶ物はカップ麺ひとつやコンビニ弁当ひとつから始まり、ご飯を炊いてメインのおかずを1品作ってコンビニやスーパーのサラダを添えた物。ごはんとメインひとつと汁物ひとつ、ということが殆どだったのに、生協を取り始めてからはおかずが2品3品並ぶことが珍しくなくなった。それに肉類メインから魚や野菜がメインになることが物凄い勢いで増えた。変われば変わるものである。

 それでも手を抜くところは抜いている。コンロが2口なので味噌汁はレトルトとか、休日の昼食はインスタントやレトルトや冷凍物を多用とか。数日前に腹が立ったこと。昼食におかず1品と冷凍炒飯を出した。するとうちのが、この炒飯はいつもより美味い! と抜かしてきた。いつもは何かしらの炒飯の素と卵と家で炊いたごはんで作る。それよりも冷凍物の方が美味いとは。うーむ。うちのは、炒飯の素、そのものが余り好きではないらしい。時々、適当な有り物を刻んで炒飯にしないの? と言われる。前に私の友人がうちにきたときに、家の炒飯と言えば炒飯の素使用でしょ! と口を揃えて言って納得させたつもりだったのだが、気持ちはまだあのときの苦笑のままだったのか。有り物の炒飯を作るには、有り物、がなければならず、うちには基本的に有り物はないということは、なかなか理解してもらえないらしい。ついでに今日判明したこと。数ヶ月くらい前からか、うちのがパンを好まなくなっていた。けれど今朝出したのはトースト。そのときにうちのが、何故パンを美味いと思えなくなったのか閃いたらしい。うちで出されるトーストは焼いてあるにも拘らず冷めているからだ、と。どうも私がバターやジャムを塗る手際が悪いらしい。手際が悪いのは確かだが……今後は私が塗るのをやめて焼き立てを出して自分で塗ってもらうことにしよう。そうしよう。

BGM/アルバム「BABY BABY BABY×××」

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