現在、4月15日。

 スティラの限定パレットのひとつがブルーベースには合わないことが発覚。これで6500円浮いた計算に。その分で何を買……ってはならない。物を増やさないようにしたいのだから。某ネットオークションでいいことを発見。いい物であり、いいこと。一澤帆布の2ウェイバッグが出品されていた。このバッグの色違いを私は所有している。買ったものの持て余し、家用靴下入れとしていた。元々サイクリング・リュックとして購入したものであり、紐を結びかえることでトートにもなると初めて知った。出品画像を見つつ結び変えてみると、手頃な大きさのトートに変身。これでまた幾らか浮いた計算に。は、ならないのだ。出品されているのは白、私が持っているのはベージュ。白い鞄を持つのには、かなりの勇気が必要だと思う。鞄や靴に於いて、白は極力避けるべき色だと最近迄考えていた。汚れ易いから。けれども春めいてきて、これを書いている今、七分袖ババシャツ+ネル素材のパジャマ+カウチン+毛糸の靴下姿な私が書くのも可笑しな話だけれど、やはり薄い色や淡い色や爽やかな色にときめく。薄い色の靴は克服。履く日・履いて行く場所に気をつければ、思っていた程には汚れないことが解った。次は鞄だ。持ち方・置き方に気をつければ白でも大丈夫ではなかろうか。杜撰でずぼらな性質を棚に上げて、ではなく、この手の好からぬ性質を克服する為にも、白い鞄の使用はいいきっかけになりそうな気がする。それに帆布素材ならざぶざぶ洗えるし。既に入札が入っている白バッグ。高騰しなければ買ってしまうのだろうなあ。

 昨日、友人と数回のメール交換をした。それから暫くして、その友人から電話がかかってきた。黒猫の小悪魔定義はどうなっているのだ!? とのこと。この友人も他の友人も、どうも私とは違う小悪魔定義をしているらしい。彼女ら曰く、小悪魔はスレンダー。逆だ、逆。私の理想小悪魔は肉感的なんだって。電話で話した友人と私の共通点は、背が低いこととパーソナルカラーが同じという位。身長以外の体型は正反対だ。故にか何なのか、会話をするとお互いにないもの強請りになる。まず最初のメールを出したのは私だった。昨今、雑誌を見ているとランジェリーテイストの衣類掲載が目立つ。その畳み掛け具合は、乳なき者は死ね! と言わんばかりだ。そこで友人に妬みメールを出した。彼女からの返信は、乳があればいいというものではなく二の腕との対比が大事だ、と。二の腕は触って摘まんでぷにぷにぽよぽよしているくらいの方が可愛く且つ女性らしくていいと、私は思っている。彼女は二の腕は細くてナンボと思っている。その彼女に今直撃している悩みがまた相容れない。彼女はトップスにシャツを持ってくるのが好きだと言う。羽織る使い方ではなく、きちんと前の釦を閉めて着るのがいいらしい。なのになかなか合うサイズがないとか。彼女はS〜Mサイズ。シャツは肩で着る物。そこに合わせて市販のシャツを購入すると、乳部分の釦と釦の間に隙間ができて、ブラが覗いてしまうことがある。それがイヤで堪らないらしい。私はそういうちょっとイヤらしめの着方がしてみたくて堪らない。私が彼女にした提案は、釦位置の変更。電話を切ってから思いついたのがひとつ。比翼のシャツならどうだろう。プルオーバー型は余り好きではないと言っていたけれど、比翼なら条件を満たした上で悩みが解決できそうな。問題は比翼シャツの少なさにあるが。彼女はせっかくの巨乳の持ち主なのに、ベアトップも好きではないらしい。勿体無い限り。着たくても乳がストッパーにならず、どうしても肩紐なりなんなりのある物でなければ私は着られない。彼女にしたら脚も細くてナンボらしい。標準からややぽっちゃり位の太腿の方が、チラッとスカートのスリットから見えたときにはセクシーだと思う。細いだけが取柄の肉付きが薄いのは脚に限らず、とかく貧相に見えがちなのだ。私の脚は身長を基準に考えると、標準くらいの太さだろう。しかし上半身が骨格も肉付きも薄っぺらいので下半身デブに見えかねない、何ともバランスの悪い身体の持ち主。更に女体を見る際の視点が男性的なので、上半身の薄さが悲しいやら情けないやら。

 別の友人との会話でも出た、この年齢に適した雑誌がない、という話も出た。ノンノはまだセーフらしいことを伝えると、彼女は驚いていた。私がセーフだと判断した基準。モノクロページで組まれていた実にくだらない占い特集。その中の表に誕生日を見る欄があった。後1〜2年の余裕を持って、生年月日が設定されていたからもう暫くはOKだろう、と。たまに読者を莫迦にしているのか的なものは別として幾ら着回し特集が役立つとはいえ、メイン・ターゲットの年齢からはオーバーしている。彼女と共に具体的な雑誌名を挙げつつ話し、やはり達した結論は、歳相応の雑誌だと価格設定が非現実的であり、価格設定が現実的な雑誌だと対象年齢が下がる。誰と話してもこの辺に行き着く。雑誌がなければ服を着こなせないようなファッション音痴ではないが、いろんな服を見るのは楽しいのだ。そしてその中で気に入った服が現実的に買えそうな価格だともっと嬉しい。springだのIn Redだの、歳相応のカジュアル路線を扱う雑誌を、私はたまに購入する。セレクトショップ系の服がよく取り上げられている。一桁間違っているような……。ノンノとspringの間くらいに位置するminiら辺でも高い。サイラスなんか店に足を踏み入れるだけでも緊張する値段だ。世の同年代の女性らは皆そんなに高収入か? それなら私や友人らの悩みは何なのか。また最近では美容雑誌と共に付録合戦も目につく。似たテイストの雑誌を物色するときは、どうしても付録のいい物に手が伸びる。先日コンビニで気になったのは、まだ1度も購入したことがないSweet。なんと付録がキャミソール! 次号はお揃いのパンツが付くとか。非常に気になったけれど、付録つきの雑誌という物は往々にビニールパックされていたり紐で縛られていたり。キャミの素材や質が判らない。表紙の付録写真を見た限りでは割と好みの色ではあったけれど、非実用的なキャミに払う金はない。Sweetそのものは私好みの雑誌ではないし。

 昔はこんな風に付録で雑誌を選ぶことはなかった。なのに何故美容雑誌やファッション雑誌だと付録重視の傾向が強まるのか。それは内容が似たり寄ったりであり、特に楽しみにできるような連載もないからである。選ぶ基準は、付録の質・街中スナップの多さ・着回し特集の有無くらい。殆ど役に立たないのはブランド特集。服屋の商品交換時期になると、各種雑誌でよく扱うブランドの新作をカタログのように物撮りで並べる恒例のアレだ。今季はこんなテイストなのねー、としか思わない。精々目の保養。これとこれを合わせて、これを重ねたら可愛いかな? などと考えてはならない。雑誌としてはそう考えさせたいのだろうが、考えたが最後、簡単にン十万の値段を弾き出せてしまう。そんな金、あるか! ファッション雑誌は金持ちの買う雑誌なのか? 金があるなら私だってラグシーやh.p.フランスやグレースで莫迦買いしたいさ! せめて前々から好きなツモリやスナオやズッカやギャルソン位は気軽に買いたい。何処もかしこも人気が出たら価格高騰。特にA-net系列。ギャルソンはシリーズが増えてから、少し安くなった気がする。それでも買えないがな。マルジェラとは言わない。イランイランとも言わない。せめてケイタのお洋服をプロパーで買ってみたい。しょぼい。しょぼ過ぎる私の財布の中身……。

 雑誌名表記がノンノのみカタカナなのは、これ迄の日記でもそうだったから。他意なし。

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