例のアレに新ドラマー加入の話ではなく、私のPCデスク用の椅子が新しくなった話。先日フリーマーケットにて800円で購入した椅子を、父親に都内某所迄車で持ってきてもらい、ついでに喫茶店でケーキをふたつもご馳走になって受け取ってきたのだ。800円で購入と言えど、タクシー代を鑑みると2000円程の椅子になってしまった訳だが。それでも2000円以上の価値ある木製のしっかりした椅子であり、安定感も抜群。中古だけれど傷みは殆どない。新品同然。惜しむらくは、後3cm椅子の幅が狭ければいいのに。そうすればデスクの下に丁度収まるのだ。またはタワーがもっと小さければ……いや、戴き物のPCに文句をつけてはならない。それにしても今迄座っていた椅子はなんて劣悪なものだったのだろう。今日の昼間迄使っていた椅子は、座るには劣悪な飾り椅子だったのだ。木製で背凭れ部分が猫の形になっている小さめの三脚椅子。とても可愛くお気に入りなのでこれはこれで取っておく。うちのが使っていたガタがきていたボロ椅子は処分。と思っていたけれど、方針変更。ボロ椅子はベランダ用にすることにした。うちのベランダは狭く日当たりも悪く、洗濯物を干せばもう立つ場所もないくらいなのだけれど、草食動物に外の空気を吸わせる際に監視用としてボロ椅子を使おうかと。立ちっ放しで気侭なケモノを見続けるのはしんどいのだ。

 この草食動物の小屋を少し前に模様替えした。木の大きなすのこを半分の大きさの竹のすのこに変更。水入れを餌入れと同じ形の物から小屋に取り付けるタイプのボトルに。すのこは変更して良かった模様。問題はボトルだ。やっぱりこのタイプのボトルはダメなのか。このタイプのボトルと書いても、小動物を飼っていない人には判りにくいと思うので解説。飲み口が金属の筒になっており、その筒の中に同じ金属のボールが入っていて、小動物が下でそのボールを動かすことで外付けのボトルから気圧・水圧の関係から水が出てくるという物。どうやらうちの草食動物はこのボトルからの水の飲み方が下手らしい。気付くと小屋の床が水浸しになっており、草食動物はとても居心地悪そうにしている。おまけに水浸しなのをいいことにトイレではない場所で小用をしてしまったり。これで昨日、酷い目に遭った。水浸しになった小屋に気付いて掃除しようとし、すのこを取り出した。草食動物は小屋の中。跳ねた。水と小水の混ざったものが飛び散った。私の左目に入った……。この小動物の小水には石灰分が多く含まれており何かあったらどうしようと不安になったけれど、目薬を差して一晩寝たが何ともなっておらずやや違和感を感じる程度なので大丈夫だろう。すのこを小さくしたので干草の無駄が減って良き哉、良き哉。しかも掃除し易くなったことで掃除の回数も増え、小屋に手を入れる回数が増えた分だけ草食動物とスキンシップを取る回数も増え、やっと草食動物と仲良くなれてきた気がする。ここ迄5年。長かった。これからはもっと仲良くしよう。

 そうなると今度は雑食動物が嫉妬してくる。雑食動物は常に自分がちやほやされていなければ気が済まない姫なので、草食動物ばかりに構っていると、雑食が草食を虐めるようになってしまう。雑食にもちょっかいを出さなければならない。雑食と私の最近の遊びは、雑食vs私の手、だ。私の手を敵に見立てさせてちょっかいを出させる。襲わせたり、押さえさせたり、甘噛みさせたり。一方的にやらせるのではなく、手を出したり引っ込めたりして駆け引きさせる。かぷかぷと噛まれたり、ぷよぷよの肉球で押さえられるとちょっと嬉しくなる。雑食から私への愛情を感じるのだ。しかしこれは序盤だけ。雑食が本気になってきたら噛み方も強くなり、爪でざくっとやられることになる。これがまた痛い。しかも爪で刺されたり引っかかれたりした部分は痛痒く赤くなって腫れる。洗剤などにも沁みるようになり、日常生活に支障が出る。なので本気になったら終わり。この間も雑食が本気になってきたのでやめた〜とうちのと話し込んでいて、暫くしてからふと雑食を見ると、まだ待っていた。溜め、長過ぎ! 放置しようと思ったけれど、姫の下僕である私はうちのに突付かれて引き続き雑食の遊び相手に。うちのがいなければそのまま放っとくのだが、うちのが、遊んでやれ、と煩い。遊んでいる間に引っかかれたり勢い余って手をテーブルの足にぶつけたりしても、だ。私の体よりも雑食の楽しみを優先しろ、と……。やっぱりうちのカーストは、雑食>うちの>草食>私、だ。どうにか雑食=草食>うちの=私、にはならないものか。……ならないんだろうな。動物らを可愛がってくれるのと同程度に私も可愛がってもらいたい、ともう4年も願っているのに、カーストに変化が生じる気配はない。うちは印度か。

 今日の夕飯は、炊き立て白ご飯、韮・茄子・生きくらげ・海老の中華炒め、湯葉の海老すり身ふわふわ包み、胡瓜と春若布の青紫蘇ドレッシング和え、おから。それにうちのにだけあさりの味噌汁。中華炒めは、クック・ドゥの酢豚用ソースを使用。海老料理なのに敢えて海老チリソースを使わずに甘く仕上げたところがポイント。どうかな〜と恐る恐る食卓に出したけれど、とても好評で一安心。うちのが感動していたのは、おから、だった。うちにこんな料理が出てくるなんて、と。おからを出したのは初めてではないのだが……。少し前迄は、主食、おかず、汁物しか出さなかった私が、ここのところ箸休めを出すようになったことに感動している模様。生協様様だ。うちのも子供の頃は、箸休めなんか要らないからボリュームあるおかずを欲していたらしい。けれどそれは叶わなかったとか。大人になってから箸休めが欲しくなったらしく、少し前迄の私の料理には物足りなさを感じていたらしい。子供の頃の話を聞き、当時の夢が叶い、更に最近は欲している箸休めも出されるようになり万々歳ではないか、感謝しろ、と思ったり思わなかったり。私自身は箸休めは食卓必須とは考えていない。むしろ出すのが面倒なのだが、うちのが常々要求してくるのでそれに応えるようになったのだ。持ちつ持たれつ。

BGM/「僕の宗教にようこそ」「きのこパワー」「労働者M」など

コメント