現在3月30日。
日曜は実家の近く迄赴き、両親と会ってきた。名目は父親からのホワイトデイのお返しもらい。もらったのはその日開催されていたフリーマーケットでの買い物代。有難く頂戴した。フリマで久々に衣類大量購入。また要る服・要らない服を選別しなくては。掘り出し物は木製椅子。今、うちにある椅子はひとつはバランスが悪く、ひとつは壊れかかっている。壊れかかっている方を処分して、購入した椅子を代わりにする予定。予定、なのは椅子が重かった為に実家に預け、近々うちの近所迄車で持ってきてもらって受け取ることになっているから。その後、昼食を摂り、駅ビルをうろついてお茶を飲み、帰宅。両親は私に、うちに寄っていかないのか? 泊まっていかないのか? としきりに訊いてきたがスルー。懐柔されるのは御免だ。私はあくまで距離を置いてでしか付き合いたくない。私はすっかり忘れていたのだけれど、この日の数日前は両親が入籍した日だった。おめでとう、と言うと親は、あなたが今の苗字になった日でもあるのよ、と。確かにそうである。そして私が両親の結婚に賛成したのは、その前の苗字が余り好きではなく、今の父親が持っていた苗字の響きが気に入ったからだ。でも。はあ……、でも去年サインした養子縁組解消届はどうなっているんだ? 突付くとまたややこしいことになりそうなので、あーそうだね、と軽く受け流す。そして当時親が何度も私に言っていた言葉、結婚に反対だったらいつでも言って、あんたが反対ならやめるから。結婚式の直前、1度だけ反対の意を示した。父親の言動に無遠慮な部分を感じたことがきっかけだった。そのときの親の言葉を思い出す。今更何言ってるのよ。私は引き下がった。思い出してもちょっとしたストレス。距離を置く、というスタンスだけは崩さないようにあれからも親と接してはいる。しかし時折、あの絶縁騒動は何だったのか、と考える。
今回親元に行った私の理由は、ホワイトデイのお返し受取ではない。親が保管していた、私が生まれたときに考えられた名前の候補一覧をもらう為だった。長いときを経て、その候補名と名付けの理由が綴られた紙は変色していた上、ぼろぼろになっていた。字が親のものではなかった。訊けば、私の名を考えたのは伯母であり、その中から実の父親が選んだと言う。因みに私はその伯母が大嫌いである。この候補一覧に、親自身が考えた名前は入っていない。それで良かったのか。子供の頃、本当は別につけたい名前があったと聞いた。その名前は今、私の従妹につけられている。従妹の名を口にするときに、何となく悔しさを覚えるのは何故だろう。従妹の名が特に欲しかった訳ではない。ただ、彼女の名は彼女の親が考え、彼女への両親の想いが詰まっていることを知っているからか。私の名前は、伯母が姓名判断に基づいて候補を挙げ、そこから実の父親が選んだ名前……。
私の名前の候補は、今の名前を含めて7つあった。以下、本文まま引用。ところどころ達筆過ぎて読めない字があったので脳内補完。
A/女子名として最高です。科学、文学、教育者として最もよく家庭運強く福をもつよい名前です。只、親子の関係から見るといろんな災難にあい易い。
B/目的達成に向って成功しますが時として気持だけが先走って苦労する事もあります。家庭的にはよいですが矢張親子の関係からすると混迷してなかなか脱却出来ず苦労します。
C/頭領運をもち、事業家として必ず成功します。それ丈に女子名として見た場合には強すぎて家庭的には恵まれにくい。親子関係から見ればとてもよい数意を持っています。
D/起伏の激しい人生ですが財運には恵まれます。が病弱、孤独になりがちで努力してもなかなか報われません、親子関係も余り感心しません。
E/自分が努力する割には恵まれず辛苦しますが、親子関係から見るととてもよく事業などでは成功し、結婚してからだんだんよくなって来ます。
F/チャンスを生かせば驚く程時運に乗って成功する、又中心的人物として運がつよく、家庭的にも恵まれ、結婚して尚よく子供にも家族にも恵れてますます繁栄し内助の功よく事業をおこしても必ず大成します。地より天にのぼる数意で実によい。親が疎い仕事をしても必ず成功します。
G/命名として実によい数意をもち頭領運をもって人をリードしていきます。分野を選ばずとも出世して大成します。親子関係から見てもFと同じ様な強い運をもっていて誰から見てもまことに好ましい力強い関係です。
以下、伯母の総評。同じく本文まま。
名前は私の考えでは姓と名が必ず一体とならなければせっかく良い名前でもそれ丈の力が発揮出来ないと思います、矢張お宅では、大地を踏みしめて展(ひろ)く発展してほしいものです。又必ずそこにはいわれ起源があるものですからそれを大切にしてほしいと思います。従って私は上記の2つ(黒猫註/FとGのこと)の名を推薦します。しかし、女子は結婚すれば姓が変る事が多いですから少々悪くてもそれは絶対ではないと思います。
ざっと見たところ、仕事運と親子関係について述べられた部分が多く目についた。これは私の実の父親が事業をしていたことに関係するのだろうか。そして父親も母親も子供と非常に仲良くしたかったのだろうか。と、推測できる。この2点を重視して伯母のツテで誰かに姓名判断をしてもらったのでは、と思われる。私につけられた名前はGだ。今の苗字は親の離婚再婚を経て3つ目。それを差し引いても、大成もしていなければ親子関係も最悪に近い形になっている。姓名判断なんぞひとつも当てにならないことが身を持って立証できている。占い云々はともかく、今の私の現状は嬉しいものではないけれど。それにしても。親子関係について親が希望を持つのはまあいいとしよう。だが、仕事運を重視されていたのは納得がいかない。勿論、仕事運も良いに越したことはなかろうが、それよりも大切な願いはなかったのか。幸せな人生を。笑って過ごせる人生を。そんな願いを込めて欲しかった。数意はどうあれ、現実がどうあれ、そんな願いを込めてつけられた名前が、私は欲しかった。
日曜は実家の近く迄赴き、両親と会ってきた。名目は父親からのホワイトデイのお返しもらい。もらったのはその日開催されていたフリーマーケットでの買い物代。有難く頂戴した。フリマで久々に衣類大量購入。また要る服・要らない服を選別しなくては。掘り出し物は木製椅子。今、うちにある椅子はひとつはバランスが悪く、ひとつは壊れかかっている。壊れかかっている方を処分して、購入した椅子を代わりにする予定。予定、なのは椅子が重かった為に実家に預け、近々うちの近所迄車で持ってきてもらって受け取ることになっているから。その後、昼食を摂り、駅ビルをうろついてお茶を飲み、帰宅。両親は私に、うちに寄っていかないのか? 泊まっていかないのか? としきりに訊いてきたがスルー。懐柔されるのは御免だ。私はあくまで距離を置いてでしか付き合いたくない。私はすっかり忘れていたのだけれど、この日の数日前は両親が入籍した日だった。おめでとう、と言うと親は、あなたが今の苗字になった日でもあるのよ、と。確かにそうである。そして私が両親の結婚に賛成したのは、その前の苗字が余り好きではなく、今の父親が持っていた苗字の響きが気に入ったからだ。でも。はあ……、でも去年サインした養子縁組解消届はどうなっているんだ? 突付くとまたややこしいことになりそうなので、あーそうだね、と軽く受け流す。そして当時親が何度も私に言っていた言葉、結婚に反対だったらいつでも言って、あんたが反対ならやめるから。結婚式の直前、1度だけ反対の意を示した。父親の言動に無遠慮な部分を感じたことがきっかけだった。そのときの親の言葉を思い出す。今更何言ってるのよ。私は引き下がった。思い出してもちょっとしたストレス。距離を置く、というスタンスだけは崩さないようにあれからも親と接してはいる。しかし時折、あの絶縁騒動は何だったのか、と考える。
今回親元に行った私の理由は、ホワイトデイのお返し受取ではない。親が保管していた、私が生まれたときに考えられた名前の候補一覧をもらう為だった。長いときを経て、その候補名と名付けの理由が綴られた紙は変色していた上、ぼろぼろになっていた。字が親のものではなかった。訊けば、私の名を考えたのは伯母であり、その中から実の父親が選んだと言う。因みに私はその伯母が大嫌いである。この候補一覧に、親自身が考えた名前は入っていない。それで良かったのか。子供の頃、本当は別につけたい名前があったと聞いた。その名前は今、私の従妹につけられている。従妹の名を口にするときに、何となく悔しさを覚えるのは何故だろう。従妹の名が特に欲しかった訳ではない。ただ、彼女の名は彼女の親が考え、彼女への両親の想いが詰まっていることを知っているからか。私の名前は、伯母が姓名判断に基づいて候補を挙げ、そこから実の父親が選んだ名前……。
私の名前の候補は、今の名前を含めて7つあった。以下、本文まま引用。ところどころ達筆過ぎて読めない字があったので脳内補完。
A/女子名として最高です。科学、文学、教育者として最もよく家庭運強く福をもつよい名前です。只、親子の関係から見るといろんな災難にあい易い。
B/目的達成に向って成功しますが時として気持だけが先走って苦労する事もあります。家庭的にはよいですが矢張親子の関係からすると混迷してなかなか脱却出来ず苦労します。
C/頭領運をもち、事業家として必ず成功します。それ丈に女子名として見た場合には強すぎて家庭的には恵まれにくい。親子関係から見ればとてもよい数意を持っています。
D/起伏の激しい人生ですが財運には恵まれます。が病弱、孤独になりがちで努力してもなかなか報われません、親子関係も余り感心しません。
E/自分が努力する割には恵まれず辛苦しますが、親子関係から見るととてもよく事業などでは成功し、結婚してからだんだんよくなって来ます。
F/チャンスを生かせば驚く程時運に乗って成功する、又中心的人物として運がつよく、家庭的にも恵まれ、結婚して尚よく子供にも家族にも恵れてますます繁栄し内助の功よく事業をおこしても必ず大成します。地より天にのぼる数意で実によい。親が疎い仕事をしても必ず成功します。
G/命名として実によい数意をもち頭領運をもって人をリードしていきます。分野を選ばずとも出世して大成します。親子関係から見てもFと同じ様な強い運をもっていて誰から見てもまことに好ましい力強い関係です。
以下、伯母の総評。同じく本文まま。
名前は私の考えでは姓と名が必ず一体とならなければせっかく良い名前でもそれ丈の力が発揮出来ないと思います、矢張お宅では、大地を踏みしめて展(ひろ)く発展してほしいものです。又必ずそこにはいわれ起源があるものですからそれを大切にしてほしいと思います。従って私は上記の2つ(黒猫註/FとGのこと)の名を推薦します。しかし、女子は結婚すれば姓が変る事が多いですから少々悪くてもそれは絶対ではないと思います。
ざっと見たところ、仕事運と親子関係について述べられた部分が多く目についた。これは私の実の父親が事業をしていたことに関係するのだろうか。そして父親も母親も子供と非常に仲良くしたかったのだろうか。と、推測できる。この2点を重視して伯母のツテで誰かに姓名判断をしてもらったのでは、と思われる。私につけられた名前はGだ。今の苗字は親の離婚再婚を経て3つ目。それを差し引いても、大成もしていなければ親子関係も最悪に近い形になっている。姓名判断なんぞひとつも当てにならないことが身を持って立証できている。占い云々はともかく、今の私の現状は嬉しいものではないけれど。それにしても。親子関係について親が希望を持つのはまあいいとしよう。だが、仕事運を重視されていたのは納得がいかない。勿論、仕事運も良いに越したことはなかろうが、それよりも大切な願いはなかったのか。幸せな人生を。笑って過ごせる人生を。そんな願いを込めて欲しかった。数意はどうあれ、現実がどうあれ、そんな願いを込めてつけられた名前が、私は欲しかった。
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