現在24日。

 昨日、ずっとさぼっていた通院を再開。今年初。30分以上も待たされたからか、単に主治医の機嫌が良かったのか、前回と打って変わってえらく真剣に話を聞いてくれ、また私が上手く表現できなかったもやもや感を、そうそう! と激しく同意できる言葉に変換してくれたり、挙句お茶迄出してくれた。緑茶、PDに……いや、気にすまい。私の発作は主に諸事情に起因するので、広場不安やカフェインには刺激されないし。今回話してきたのは、
・予期不安の時間が長くなり、今年に入ってやや大きい発作を数回起こしていること
・被害妄想かもしれないけれどうちのの親や姉らから結婚反対の意思を沈黙で示されているような気がすること
・うちのの姉の旦那も以前親と絶縁状態にあり、絶縁した本人が一番つらい、とうちのに言っていながら自分の身内優先で蔑ろにされている感じがすること
・友人本人は悩んでおり、大変だなあと心配したりしつつも悩みの内容故に、居場所がたくさんあっていいなあ、と妬んでしまう部分が多少なりともあること
・入浴や洗濯や掃除など各々必ず順番通りに完璧にやらないと気が済まない故に、完璧にできないと判っているときが多く、逆完璧として何もできない日々が多いこと
・一時期マシになっていた気分の浮き沈みがまた激しくなり、先日希死念慮に襲われたけれどピアスホールが完成していないことへの貧乏根性が強く自傷も何もしなかったけれど、ピアスとは自身の体を傷付ける行為であり、まるで前以って自傷していたような気分になったこと
など。じっくり聞いてくれ且つ的確な言葉への変換や無理のないアドバイスをもらえて嬉しかった。もう通院を始めて1年なんだよなあ……。この1年のうちに快方傾向の報告は何回できただろう。片手に余る程度しか思い出せない。数ヶ月かけて1歩進んで5歩下がり、といった状態。

 主治医と話をしてもやもやの正体が、孤独感や蔑ろにされている感だと解った。自分で認めたくなくて言葉にできなかったんだろうと思う。主治医以外の人に同様の置換をされても強がってしまったかもしれない。どうやら親との絶縁以来、私は淋しかったようだ。他人事のような書き方なのは意地である。少し前に短い日記を書いている。このとき、うちのと喧嘩をしていた。きっかけは他者から見たら本当に些細なことである。自分でも過剰反応だと解っていた。でも逃避衝動が強く、どうしようもならなかった。うちのが謝罪メールをくれても信じられず、仕事中に電話をかけてきてくれても逃げた。怒りではなく、恐怖心からである。うちのは口が悪い。悪気がないのは重々承知していても、振幅の激しい私の心の針が弱い方向へと触れているときは、拍車がかかってしまうのだ。傷つけられるのが怖くて、布団の中で丸くなって現実逃避。相手に傷つけるつもりがないのが解っているのだから、勝手に傷ついているように見えるかもしれない。けれどどちらにしても自分にとっては同じ傷であり、同じ痛みなのである。年々臆病になってきている気がする。鋼の心臓は何処に行ってしまったのだろう。

 私の抱える孤独感・蔑ろにされている感について、職場でインフルエンザをうつされてきたにも拘らず、うちのはよく聞いてくれた。主治医に話してもやもやが明瞭な単語に置き換えられたことで少しだけ晴れ、話す気はなかったのだけれどひとつの単語が引金になった。うちのが何気なく言った、仕事辞めるから一緒にうちの実家に帰るか。仕事を辞めたい若しくは辞める、というのはうちのの口癖のようなものである。それだけなら別に気にならなかったのだが、その後に続いた、実家、というのが引っかかった。私は親と絶縁してから、他者が口にする、実家、という単語に過剰反応してしまう諸々の感情を押し殺してこざるを得なかった。もやもや、としか表現できていなかったから。それが明瞭な単語に置換可能となった故の、感情爆発である。うちのと私は事実婚状態だ。イコール入籍していない。実家と事実上絶縁した現状、働けない現状、私の居場所はここしかなく且つちゃんと養ってもらっているのに根無し草という思いが消えない。うちのと話しているうちに気がついた。友人知人には複数の居場所がある。彼氏乃至彼女乃至女房乃至旦那の下、職場など、そして実家。私にはここしかない。ここしかないのに、うちのの実家からの圧力を感じる。圧力は気のせいかもしれないけれど、そういう気がするのだから仕方がない。そしてその圧力の奥に、利用された感と親の欲目を感じる。孤独な上に蔑ろ。不愉快な感情しか出てこない。うちのには悪いが、きっと結婚してうちのの家族と付き合いをしても私はうわべの付き合いしかできないだろう。馴れ合い禁止、殺伐歓迎。少なくとも今はそんな気持ちである。

 入浴などに関して、強迫神経症でしょうか? と主治医に訊いたところ、ちょっと違う、と返答された。主治医曰く、ストレス発散を無駄な方向に使っている、とのこと。もやもやした気持ちに基づくエネルギーが、自分でもおかしいと自覚できるところにでも発散させなければならない心境らしい。これら強迫的なものは何年も前からあった。それこそ実家にいたときからそうである。ずっと何かしらの、もやもやを抱えて生きていたのか。今は孤独感など、昔はきっと親からの依存や抑圧などだろう。いきなり習慣を変えようとすると余計にストレスになるので少しずつ変えられるようにしまょう、と言ってくれた。例えば、私は入浴に関して完璧を求める為に2時間程を要する。これを日々、1時間50分に、次は1時間40分にしていきましょう、と。できるだろうか? でもやるんだよ! の精神が必要そうである。そして、主治医はこうも言ってくれた。この説明でうちのの理解が得られなければ、あの母親と暮らしてみれば判ると医者が言っていたと言っておけ、と。私の主治医はやはり親のことをアレだと思っている模様。実際にアレだけれど。因みに昨日通院再開できたのは、一昨日の夜に2時間程かけて入浴したからである。それ迄ばっちくて出かけるに出かけられなかったのだ。

服装/ケイタのパッチワークシャツ+イエナのグレーのカーディガン+eの紫色膝下丈レザースカート+茶色のアーガイル柄ハイソックス+キャベツの茶色いブーツ+ポーターの茶色い鞄+レトロ物臙脂色コート+アンティーク風ラリエット

メイク/目尻にのみ魔女・熱情→魔女・素直

コメント