現在18日。

 去年の後半、私のPCデスクトップには愛しの君の画像を使っていた。これがうちのから悪評紛々。仕方なく今、私のPCデスクトップは玉置勉強のサイトから拾ってきたイラストで飾られている。イラストの詳細。背景は暗い青。右上に英短文。メインは全裸でナニしている女の子。体のあちこちに機械彫りと思われるタトゥとボディピアス。……この絵についての詳細を確認しに玉置サイトに行き、30分程雑記に読み耽ってしまった。やっぱりこの人、面白いなあ。けれどデスクトップにしている画像の詳細は得られず、女の子の下にいる男性については省いて続けて自分で解説。タトゥは柄や大きさが全て違い説明が面倒なので場所のみ。左右二の腕・右鎖骨下・左肋骨部・下腹部・恥丘。ボディピアスは、左イヤロブみっつ(ひとつCBR)、左右ニプルにCBR、センタータンにバーベルひとつ、ネイブルみっつ(上部にリングふたつと下部にサーキュラ・バーベル?)、フッドにバーベルふたつ(ひとつサーキュラ・バーベルかも?)、クリにサーキュラ・バーベルひとつと種類不明の物ひとつ、左右アウターにCBRふたつずつ、フォルシェにCBR。フォルシェを除いては、私の理想に近い感じ。何故いちいちこんな説明をしたのかというと、私のピアス熱に玉置の影響が強いと思われるからだ。

 高校時代にイヤロブにひとつずつホールを空けたときは、ピアスにただのファッション的意味合いしか持たせていなかった。あくまでイヤリングの代わり、である。それがどうしてこうもボディピアスに興味を持つに至ったのかを思い出してみた。いつどんなきっかけで知ったのかは記憶に残っていないけれど、玉置の漫画を知るより前にボディピアスに関する興味は見つけられないので、きっと玉置の影響だと思われる。玉置勉強は主に所謂エロ漫画を描く漫画家である。ストーリー性もあり、無駄な巨乳を描かない点も気に入った。玉置の漫画でストーリー性が特筆できる作品は、やはり「恋人プレイ」だろう。現在は廃盤か? この漫画はかなり昔のものであり、玉置の著作はどれも実家に置いてきてしまったのでストーリー詳細は覚えていないけれど、切ない話、という印象は残っている。でまあ、絵柄もストーリーも気に入ったらその作者の作品を読み漁る癖のある私は、当然ながら玉置の作品をいろいろ読み、その中で気になったのが主要登場人物の多くがつけているボディピアスだった。

 ピアスといえば耳朶、という固定観念がが覆され、特に見えない・見えにくい場所へのピアスがとても気になり始めた。ピアス熱発症の1回目。そのときはいろいろ想像したりしていただけで、痛みへの恐怖が先に立って現実に空けることはしなかった。その後、スタジオの存在を雑誌か何かで知り調べ、行ってみたことはあるけれど店内をざっと見ただけで黙って帰り、今回発症2回目。その間に多少の知識はつけたけれど、その知識を棚にあげてイヤロブへのピアッシング3箇所。これで気が済むか、と思ったけれどやはりニードルで空けてみたいという気持ちが残り、もっといろいろと調べてみた。奥が深い……。例えばピアッシングという行為を実行するにあたっての考え方ひとつとっても、若気の至りから自傷行為の発展形から性衝動の発散迄多様であり、ほぼ十人十色の気配。また空ける方法・空ける箇所・ケアの方法も同じく。ここ数日で私のピアス知識は数十倍は増えたと思われる。逆を返せば、先日ピアッシングしたときは無知同然。そして調べれば調べる程に欲求が高まる。そして欲求の中身も目まぐるしく変わる。けれど多数のピアッシングを施すにあたり、大切なのは計画性と学んだので慎重に。ホール作製はペットを飼うようなもの、と書いていた人がいた。深く反省。10年前のホール、完成していて扱いがいい加減になっていた。今後はちゃんとケアしよう。肉芽について、金属アレルギーについて、ボディピアスの知識を得るに従って多少詳しくなった。完成したホールでも安心してはいけない。近々、一気に洗浄しよう。私の持っているピアスは煮沸による滅菌はできない素材が多そうなので洗浄。勿論、ホールそのものも洗浄。

 新規作成ホールの部位についても変更あり。ニプルとフッドとヘリックスは変わらないけれど、インナー・アウターは要らないと思うようになった。センタータンは匂いが気になり始めたのでもう欲求はなくなった。そしてマディソンとネイプに空けたくなった。マディソンやネイプに空けている人の多くが、これ何? と訊かれるらしい。回答は多種多様。喉から通していると答えている人もいれば、医療器具の一種と答えている人も。こういう嘘をつくのはさぞかし楽しかろう。私ならマディソンとネイプに同時に空けて、前と後ろで通している、と答えて訊いてきた人を痛がらせたい。しかしながら、恐らく私の肉付きではマディソンもネイプも無理。残念。チェストも色っぽいと思うのだけれど、マディソン・ネイプと同じ理由で無理そう。巨乳、いいなあ。いや、巨でなくとも貧でなければ……。リストは小動物に弄られそうで危険だ。そもそもマディソン・リスト・チェスト・リスト全て排除率が高く、それを思うと例え可能であっても二の足を踏んでしまう。で、今非常に興味を持っているのがアームピット。夏にチラッと見えたら可愛かろうなあ、と。アームピットについては触れいてるサイトが少なく排除率の高低は不明。肉付き次第のような気がする。動かすことが多い箇所であり、完成迄の手間や時間が気になるところ。そんなこんなと考えていてもボディピアスに否定的なうちのは快く、いいよ、とは言ってくれない。ここ数日、ずっとピアスの話ばかりしている私に、うちのがボディピアスを空けるにあたっての条件をふたつ出してきた。

・セプタムに空けること
・今以上にホールを増やすならお前が好きなことを好きなようにしていると見做して、俺も好きなことを好きなようにする
 セプタムは……と思っていたけれど、つけるピアスの種類によっては外からは殆ど見えないことが判明。思い切るか? それ以前の問題。慢性鼻炎の者がちゃんとセプタムを完成させられるか。難しいだろうなあ。後者の条件は問答無用に恐怖。うちののしそうな、好きなように好きなこと。インドやアムステルダムでならアレだけれども日本ではアレなことでありそうでいやはやソレはもう勘弁願いたい。うちのと一緒にいる限り、物理的に困難そうなマディソンなどは除いても、ニプルやフッドも無理そうである。現実的に考える。左イヤロブにあとふたつ、左右に散らしてへリックス数個とトラガスひとつとスナッグ2〜3個。イヤロブのホールのうちふたつはオータビルに……といったところか。イヤロブふたつはいいバランスを思いついたときに空けるだろう。へリックス・トラガス・スナッグはどうするか。肉芽発生と軟骨部分であることへの恐怖心がまだ強い。恐怖心が欲求に勝ったら空けるだろうな。恐怖心が勝る前にピアス熱が冷めた方が、後々生きていくには不便がなさそうなのは解っている。

BGM/アルバム「見知らぬ世界」

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