現在4日。
3〜4日、猿ヶ京温泉の某旅館に泊まってきた。地名の由来は上杉謙信が申年の申の日に訪れた地だからだとか。そんな予備知識なしに単に余り遠くない温泉地として選んだ場所だったけれど、由来を知ると申年新春の旅行にこの地を選んだのには何か必然めいたものを感じたり感じなかったり。新幹線で1時間強の場所には、雪がどっさり積もっており、山があり川があり遥か遠くに来てしまったように感じた。そう感じさせた一番の要因は気温である。とにかく寒い。文句なしに寒い。防寒のつもりで5枚の重ね着をし、更に腰にはホカロンを貼っていったというのに堪らん寒さ。新幹線では前の席のふたり組に苛々。ひとりがアレな人で、大声で発声練習と思しき行為を始める。煩い。付添い人は窘めもせずヘッドホン持参で騒音防止。何の為の付き添いだよ……。到着駅からバスに乗る。送迎バスなんて気の利いたものはなく、只の路線バスである。これがまた普段使っている都内のバスとは大きくシステムが違っていた。都内では何処から何処迄乗ろうと200円均一。あちらは初乗り100円。そして1バス停毎に料金がどかどか加算される。旅館の最寄バス停に到着したときには1000円弱になっていた。高い。そこからてってけ歩くこと5分弱。某旅館に到着。外見やロビーは古びた温泉宿の見本。部屋に案内されると……広い! 綺麗! 明るい! ウォシュレット! こたつ! 素晴らしき和室。考え方が変わってしまった。今度引っ越すときは6.6のK6か4.5の2DKを考えていたが、6.6ではなく4.5と8がいいと思った。6.6を各々の部屋にして……という考えが、4.5に荷物の多くを置き8でふたり広々と生活に変更。こたつなくして何が日本人の冬か! というくらいに私はこたつが大好きだ。のだめ並みのこたつ好き。今の部屋にはこたつが置けなくて本当に悲しくて仕方がない。こたつでぬくぬくとしているうちに、こたつで暖まれるし温泉には入らなくてもいいかな、と迄思ってしまった。何しに行ったんだ。部屋で少し暖を取ってから一番近いコンビニに買出し。ジュース1本に250円だのビール1本に700円だの払えるか! コンビニでお茶・酒・おやつなどを購入し、宿に戻ってこたつでぼんやり。至福。
温泉にも入るには入った。けれど2回だけ。1回目は到着日の夕方。30分予約制の貸切混浴露天風呂。することといったら……むふふ、なんてエロティックなことはなく、うちのと温泉場迄歩き、浴衣を脱ぐととにかく寒い。因って掛け湯もそこそこに浴槽に飛び込む。今度は熱い。私は猫舌猫肌で何でもぬるくなくてはダメなのだ。身を湯から出すと寒い。湯につかると熱い。一体どうしろと! 我慢して湯につかっていると次第に肌が慣れてきた。つかること10分程で汗がだくだく流れ出す。気持ちいい。うちはユニットバスなのでのんびりと湯につかることは殆どなく、湯を張っても足を伸ばしきることはできないのだ。今度の引越しの際は足を伸ばして入れる浴槽のあるバス・トイレ別の部屋を熱望! うちのも汗だくになり、浴槽から出て頭を洗い始めた。そして、寒い、とのたまう。何て当たり前のことを言う人だろう、と思いつつ浴槽から上半身を出して、洗髪するうちのに体に頭に湯を掛ける。親切さん。入浴前は30分じゃ短いかな、などとふたりで話していたのだが普通に湯につかって汗を流すだけなら十分な時間だった。貸切終了5分前に湯から出て体を拭いて浴衣を着る……ふと後ろを見ると、旅館の上階から丸見え。もうちょっとなんとかしてもらえないものだろうか。この感想、1泊2日の間に何度も登場する感想である。
温泉から部屋に戻り、またぼんやりしつつテレビを観たり話をしたりしていると、仲居さんがやってきて食事を用意してくれた。指定した時間よりも25分早く。何の為の時間指定だったのか。料理の見栄えはいい。量もたっぷり。しかし1品に毛髪混入発見。すぐに取り替えてくれたが、もうちょっとなんとか(以下略。料理の説明を求めるとかなり適当な解説。しかも把握していないであろう料理の説明は省略。もうちょっとなんとか(以下略。味もまあまあ……もうちょっとなんとか(以下略。仲居さんは普段着風の服であった。受付のおばさんも普段着風。仲居=和服と思っていた私は少し拍子抜け。はるちゃんのような仲居を期待していた私が莫迦なのか。たっぷり且つまあまあの料理を食すのに、かかること1時間半。フロントに電話して膳を下げてもらうと、すぐに布団が敷かれた。敷布団のシーツの掛け方が大変に適当。端はちゃんと布団に沿って折り込んではくれまいか。もうちょっと(以下略。それでもベランダの近くの椅子に腰掛けてお茶を飲みつつ暗くなった外を見ていると気分も和らいだ。人が関わる点での至らなさを環境がフォローしているような……。そんなもんなのかもしれない。私が期待し過ぎていた部分もある。はるちゃんはフィクションだし。満腹感からうたた寝し、テレビを観ているとうちのが入浴しに部屋を出た。私も夜のうちにもう1度入浴する予定だったのに、満腹感と古畑任三郎に負けた。古畑終了から程なくうちのが戻ってくる。またぼけーっとテレビを観つつ雑談をして、そろそろ寝よう、とうちのが言い出した。眠いけれど寝たくない。理由のひとつはこの後、割れポンがあるから。もうひとつは……後編に続く。
BGM/アルバム「ペテン師と空気男」、bootleg「1973.11.23のアムステルダム・コンセルトヘボウでのライヴ」
服装/アルゴキン・ピンクベースの玉虫色七分袖カットソー+トランプのオフタートルベスト+グレーの深Vネックのトレーナー+DUNIMEのいい色落ち加減のやや太めストレート+ヒスのピンクのジャケット+一点物の変形マフラー+トランプのカラフルなニット帽+ビルケンの青い靴+ポーターの茶色い大きめトート。
メイク/すっぴん
服装・メイクは翌日と同様。
3〜4日、猿ヶ京温泉の某旅館に泊まってきた。地名の由来は上杉謙信が申年の申の日に訪れた地だからだとか。そんな予備知識なしに単に余り遠くない温泉地として選んだ場所だったけれど、由来を知ると申年新春の旅行にこの地を選んだのには何か必然めいたものを感じたり感じなかったり。新幹線で1時間強の場所には、雪がどっさり積もっており、山があり川があり遥か遠くに来てしまったように感じた。そう感じさせた一番の要因は気温である。とにかく寒い。文句なしに寒い。防寒のつもりで5枚の重ね着をし、更に腰にはホカロンを貼っていったというのに堪らん寒さ。新幹線では前の席のふたり組に苛々。ひとりがアレな人で、大声で発声練習と思しき行為を始める。煩い。付添い人は窘めもせずヘッドホン持参で騒音防止。何の為の付き添いだよ……。到着駅からバスに乗る。送迎バスなんて気の利いたものはなく、只の路線バスである。これがまた普段使っている都内のバスとは大きくシステムが違っていた。都内では何処から何処迄乗ろうと200円均一。あちらは初乗り100円。そして1バス停毎に料金がどかどか加算される。旅館の最寄バス停に到着したときには1000円弱になっていた。高い。そこからてってけ歩くこと5分弱。某旅館に到着。外見やロビーは古びた温泉宿の見本。部屋に案内されると……広い! 綺麗! 明るい! ウォシュレット! こたつ! 素晴らしき和室。考え方が変わってしまった。今度引っ越すときは6.6のK6か4.5の2DKを考えていたが、6.6ではなく4.5と8がいいと思った。6.6を各々の部屋にして……という考えが、4.5に荷物の多くを置き8でふたり広々と生活に変更。こたつなくして何が日本人の冬か! というくらいに私はこたつが大好きだ。のだめ並みのこたつ好き。今の部屋にはこたつが置けなくて本当に悲しくて仕方がない。こたつでぬくぬくとしているうちに、こたつで暖まれるし温泉には入らなくてもいいかな、と迄思ってしまった。何しに行ったんだ。部屋で少し暖を取ってから一番近いコンビニに買出し。ジュース1本に250円だのビール1本に700円だの払えるか! コンビニでお茶・酒・おやつなどを購入し、宿に戻ってこたつでぼんやり。至福。
温泉にも入るには入った。けれど2回だけ。1回目は到着日の夕方。30分予約制の貸切混浴露天風呂。することといったら……むふふ、なんてエロティックなことはなく、うちのと温泉場迄歩き、浴衣を脱ぐととにかく寒い。因って掛け湯もそこそこに浴槽に飛び込む。今度は熱い。私は猫舌猫肌で何でもぬるくなくてはダメなのだ。身を湯から出すと寒い。湯につかると熱い。一体どうしろと! 我慢して湯につかっていると次第に肌が慣れてきた。つかること10分程で汗がだくだく流れ出す。気持ちいい。うちはユニットバスなのでのんびりと湯につかることは殆どなく、湯を張っても足を伸ばしきることはできないのだ。今度の引越しの際は足を伸ばして入れる浴槽のあるバス・トイレ別の部屋を熱望! うちのも汗だくになり、浴槽から出て頭を洗い始めた。そして、寒い、とのたまう。何て当たり前のことを言う人だろう、と思いつつ浴槽から上半身を出して、洗髪するうちのに体に頭に湯を掛ける。親切さん。入浴前は30分じゃ短いかな、などとふたりで話していたのだが普通に湯につかって汗を流すだけなら十分な時間だった。貸切終了5分前に湯から出て体を拭いて浴衣を着る……ふと後ろを見ると、旅館の上階から丸見え。もうちょっとなんとかしてもらえないものだろうか。この感想、1泊2日の間に何度も登場する感想である。
温泉から部屋に戻り、またぼんやりしつつテレビを観たり話をしたりしていると、仲居さんがやってきて食事を用意してくれた。指定した時間よりも25分早く。何の為の時間指定だったのか。料理の見栄えはいい。量もたっぷり。しかし1品に毛髪混入発見。すぐに取り替えてくれたが、もうちょっとなんとか(以下略。料理の説明を求めるとかなり適当な解説。しかも把握していないであろう料理の説明は省略。もうちょっとなんとか(以下略。味もまあまあ……もうちょっとなんとか(以下略。仲居さんは普段着風の服であった。受付のおばさんも普段着風。仲居=和服と思っていた私は少し拍子抜け。はるちゃんのような仲居を期待していた私が莫迦なのか。たっぷり且つまあまあの料理を食すのに、かかること1時間半。フロントに電話して膳を下げてもらうと、すぐに布団が敷かれた。敷布団のシーツの掛け方が大変に適当。端はちゃんと布団に沿って折り込んではくれまいか。もうちょっと(以下略。それでもベランダの近くの椅子に腰掛けてお茶を飲みつつ暗くなった外を見ていると気分も和らいだ。人が関わる点での至らなさを環境がフォローしているような……。そんなもんなのかもしれない。私が期待し過ぎていた部分もある。はるちゃんはフィクションだし。満腹感からうたた寝し、テレビを観ているとうちのが入浴しに部屋を出た。私も夜のうちにもう1度入浴する予定だったのに、満腹感と古畑任三郎に負けた。古畑終了から程なくうちのが戻ってくる。またぼけーっとテレビを観つつ雑談をして、そろそろ寝よう、とうちのが言い出した。眠いけれど寝たくない。理由のひとつはこの後、割れポンがあるから。もうひとつは……後編に続く。
BGM/アルバム「ペテン師と空気男」、bootleg「1973.11.23のアムステルダム・コンセルトヘボウでのライヴ」
服装/アルゴキン・ピンクベースの玉虫色七分袖カットソー+トランプのオフタートルベスト+グレーの深Vネックのトレーナー+DUNIMEのいい色落ち加減のやや太めストレート+ヒスのピンクのジャケット+一点物の変形マフラー+トランプのカラフルなニット帽+ビルケンの青い靴+ポーターの茶色い大きめトート。
メイク/すっぴん
服装・メイクは翌日と同様。
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