人の姿を為していながら、人の心を持たぬ者の多き事。酷く嘆き悲しむも一向に減少模様を見せず、徒に増えゆかんとす。女人の姿を為していながら、男根所持を偽る者も同罪と見做し、甚だ遺憾に思わん。古き善き時代は終焉の時を迎え、此の先の行く末には擬態あらん。従来の物事の理は崩れゆかん。偽者現りたる底に一線の痕跡を見ゆ。男根主義。女人禁制。彼の古来、本来、女人たるや一目の象徴であり得たるも、時を経て座は盗られ、盗り返せぬ侭に数世紀。座を上に見つつ育ち来た者、座を羨望し同形に憧憬を憶えるは、腹から産まれ来た者を記憶の先に見出す故。座を奪い取りし者、座を奪われんと古代の虐げられし記憶を残し、形相を歪めて護らんとす。その座たるや、誰の物でも無き座に過ぎず、全ては白昼夢の如き硝子細工にも拘らず攻防は止まず、下らなき事この上無し。気付きたる者在りしも、気付きたる事を気付かせぬ様に振舞う、その様子は不自然に尽きる。諸悪の根源にして岸向こうの砂城等、踏付け蹴り散乱させ、海に戻すが正しき道。誰の心に残るとて全て残像。而して白昼夢の硝子細工に必死な者は、一旦消え失せ様と再び砂城の再建に努めよう。空虚な箇所を濡れ砂で埋めた心に果たして何が宿ろうか。宿りたるや、泥色近似の妖怪の輪郭。輪郭を辿り尽くし、触れる眼球が幾つ在ろうとて、皆目暗と誰が気付くか。気付くとて伝え得ん。
彼の者が創りし道程には雑草茂り、道は道の姿を隠蔽する故に、後に道を辿りし者は又創見せねばならず、繰り返されるが歴史の運命。悪しき循環遮断に試みたる者、他者に追われ逃げ逝くばかり。逝く先に在りしは三途の川。黄泉の道とて地の池とて、新たに命を削りし者に託された最期の試練。只管に石を重ねるも痴れ者に蹴り散らされ、三途の川を目前に石を探して跪かん。痴れ者に賄賂渡せし者のみと云う汚濁した川のあちらに、渡り得た処で何も在らん。白き光か黒き闇かも光の反射の記号なり。真相は闇の中にて黒き闇を辿りし者に、光の届く日が何時訪れるのか。安直至極、白き光を選びし者に降り注ぐは槍。白は赤へと暗転す。呑まれた者の面は般若と化し、死者を哂いし者を早急に招かんと糸を手繰る。糸の先に憑きし蜘蛛の形をした物が、八本の肢で生者を幻惑に陥没ささんと懸命に動く。視野に入りし蜘蛛に魅入られた者の逝く末は、同じく暗転の彼方なり。逝けども逝けども、足裏に刺さる鋭利な棘は消えず。浄土を目指して歩き逝くだけ無駄に思えようと足を休める事、足裏からの体内への棘侵入許可に違わず、更なる苦痛を避けるべくして歩を速める。紫檀の薫りに纏われし者は舌を抜かれ、麝香の薫りに纏われし者は爪を剥がれる。是が黙示録の掟故に、閻魔の姿を為していながら、人の心を持ちし者も逆らう事は許されぬ。
救済の手を求める程に疲労は増さん。最果ての地を求める程に思考は鈍磨す。安息日すらも存在はせず、終ぞ車刑を求むるも与えらるるは火刑に如かず。菩薩を待つ者を哂うは天上の痴れ人共。痴れ人の供は翼を生やした異形。白き衣装に惑わされし者の逝く先も、羽を拾い得た者の逝く先すらも全て三途の川原。涅槃を夢見て阿羅漢を目指すも、まずは眼前の石に指先の熱を奪取されねば話にならぬ。桃の香を感じし者は姦淫者と見做し弾劾断首に処す。桃の香を撒くは彼の象徴たる女人。恨みの菊を背負いし女人の桃の香たるや、甘美な誘いに違わず。弾劾断首を求めし者こそ、女人。男根を持つも持たぬも、皆姦淫者と見做す。盲目者は女人に多き事実の転覆を図る者は裏切者と見做され、縄で縛られ馬牛に四肢を引かれて千切れた肉の断片と化す。女人はその肉を食して更に桃の香を撒かん。誘惑幻惑で太りし女人の多きは、その肉を胎内へと貯蓄す。女人の可笑しさに気付かぬ者は呆け、気付きし者は堕ちゆ。何処迄進むも何処迄堕ちゆも末は同じ石を拾う場所なり。鬼となるか蛇となるか、さて果て閻魔の座に就こうとも同じ道。道標を建てんとす者は、女人にその侭喰われる定め。
到達し者の説かん言葉は女人の嬌声に消滅、流布されたるは到達し者の晒し首。女人の手を渡り逝く毎に髪が減らん。抜かれし髪は女人の歯を染め影とさす。牙を隠匿し得た女人の恐ろしきは、滴る血を舐め尽す仕草。全ては闇の中の出来事にして、誰も気付かん。闇の中に光る一石は、屍の骨で作られた装飾品の残骸。手を伸ばさんとした者は腕ごと切り落とされ、切り口から滴る血が奪われた腕の肉が女人を肥えさせ、爪と骨が女人を飾る。切り口から漂う梅の香は、女人の桃の香に無き物とされん。腕を奪われし痴れ者の石を積む手は片方なりて、三途の向こうは更に遠のく。群れを為した女人共に敵いし者は存在せず、客家の如く追いやられん。果敢なる者の血程美味と云う。悟りし者の肉程美味と云う。真に美味たる物は女人の胎内の紅き粘膜と誰も気付かん。紅き粘膜から養分を得た赤子と誰も気付かん。同性内繁殖の術を取得し欠落箇所を海泥で埋めし女人の恐怖なる物、以上の物はこの世もあの世も無きにけり。真に妖しきは潮の薫り。月読みのみが知る事実とて、月読みは繁殖の為に女人に飼われし畜生にして、尻尾で知らすも誰も気付かん。
聖者の証の草履の鼻緒は女人の卵管、草履の裏は男根の皮と云う。鼻緒は頑丈なりて断固として千切れん。裏は百歩毎に張り替えねばならぬ。弱き裏を強き卵巣の皮に張り替える事を知りつつも、そ知らぬ振りが出来てこその聖者と云う。聖者は額の眼球の奥に奇譚を綴り、口から漏らすを禁じられるは万人の知る処にして、就寝中に耳から漏れるを恐れ削ぎし者は最早聖者たらん。裏の張替え毎に、耳を塞ぐ毎に、弱き心を憧憬し帯を締め直し人の心を保てると云う。しかして聖者の姿が見えぬのは、聖者は愚行を好まぬ故に草履を脱ぎ、耳を削ぐ。痴れ者の真似する事が生きる道と極めし者こそ聖者たる。心頭滅却。川枕漱石。故に三途の川原で腕を女人に自ら与え、冷たき砂利に体を横たえ、己の肉体が乾き乾涸び鴉に喰われ、骨が風に流れるのを待つ。その姿こそが仏の姿。風に流れて女人に張り付き、悔恨の念を女人の脳髄に沁み亘らさんことが聖者の願い。願い叶いし時にこそ、成仏の光が射さんと云う。
彼の者が創りし道程には雑草茂り、道は道の姿を隠蔽する故に、後に道を辿りし者は又創見せねばならず、繰り返されるが歴史の運命。悪しき循環遮断に試みたる者、他者に追われ逃げ逝くばかり。逝く先に在りしは三途の川。黄泉の道とて地の池とて、新たに命を削りし者に託された最期の試練。只管に石を重ねるも痴れ者に蹴り散らされ、三途の川を目前に石を探して跪かん。痴れ者に賄賂渡せし者のみと云う汚濁した川のあちらに、渡り得た処で何も在らん。白き光か黒き闇かも光の反射の記号なり。真相は闇の中にて黒き闇を辿りし者に、光の届く日が何時訪れるのか。安直至極、白き光を選びし者に降り注ぐは槍。白は赤へと暗転す。呑まれた者の面は般若と化し、死者を哂いし者を早急に招かんと糸を手繰る。糸の先に憑きし蜘蛛の形をした物が、八本の肢で生者を幻惑に陥没ささんと懸命に動く。視野に入りし蜘蛛に魅入られた者の逝く末は、同じく暗転の彼方なり。逝けども逝けども、足裏に刺さる鋭利な棘は消えず。浄土を目指して歩き逝くだけ無駄に思えようと足を休める事、足裏からの体内への棘侵入許可に違わず、更なる苦痛を避けるべくして歩を速める。紫檀の薫りに纏われし者は舌を抜かれ、麝香の薫りに纏われし者は爪を剥がれる。是が黙示録の掟故に、閻魔の姿を為していながら、人の心を持ちし者も逆らう事は許されぬ。
救済の手を求める程に疲労は増さん。最果ての地を求める程に思考は鈍磨す。安息日すらも存在はせず、終ぞ車刑を求むるも与えらるるは火刑に如かず。菩薩を待つ者を哂うは天上の痴れ人共。痴れ人の供は翼を生やした異形。白き衣装に惑わされし者の逝く先も、羽を拾い得た者の逝く先すらも全て三途の川原。涅槃を夢見て阿羅漢を目指すも、まずは眼前の石に指先の熱を奪取されねば話にならぬ。桃の香を感じし者は姦淫者と見做し弾劾断首に処す。桃の香を撒くは彼の象徴たる女人。恨みの菊を背負いし女人の桃の香たるや、甘美な誘いに違わず。弾劾断首を求めし者こそ、女人。男根を持つも持たぬも、皆姦淫者と見做す。盲目者は女人に多き事実の転覆を図る者は裏切者と見做され、縄で縛られ馬牛に四肢を引かれて千切れた肉の断片と化す。女人はその肉を食して更に桃の香を撒かん。誘惑幻惑で太りし女人の多きは、その肉を胎内へと貯蓄す。女人の可笑しさに気付かぬ者は呆け、気付きし者は堕ちゆ。何処迄進むも何処迄堕ちゆも末は同じ石を拾う場所なり。鬼となるか蛇となるか、さて果て閻魔の座に就こうとも同じ道。道標を建てんとす者は、女人にその侭喰われる定め。
到達し者の説かん言葉は女人の嬌声に消滅、流布されたるは到達し者の晒し首。女人の手を渡り逝く毎に髪が減らん。抜かれし髪は女人の歯を染め影とさす。牙を隠匿し得た女人の恐ろしきは、滴る血を舐め尽す仕草。全ては闇の中の出来事にして、誰も気付かん。闇の中に光る一石は、屍の骨で作られた装飾品の残骸。手を伸ばさんとした者は腕ごと切り落とされ、切り口から滴る血が奪われた腕の肉が女人を肥えさせ、爪と骨が女人を飾る。切り口から漂う梅の香は、女人の桃の香に無き物とされん。腕を奪われし痴れ者の石を積む手は片方なりて、三途の向こうは更に遠のく。群れを為した女人共に敵いし者は存在せず、客家の如く追いやられん。果敢なる者の血程美味と云う。悟りし者の肉程美味と云う。真に美味たる物は女人の胎内の紅き粘膜と誰も気付かん。紅き粘膜から養分を得た赤子と誰も気付かん。同性内繁殖の術を取得し欠落箇所を海泥で埋めし女人の恐怖なる物、以上の物はこの世もあの世も無きにけり。真に妖しきは潮の薫り。月読みのみが知る事実とて、月読みは繁殖の為に女人に飼われし畜生にして、尻尾で知らすも誰も気付かん。
聖者の証の草履の鼻緒は女人の卵管、草履の裏は男根の皮と云う。鼻緒は頑丈なりて断固として千切れん。裏は百歩毎に張り替えねばならぬ。弱き裏を強き卵巣の皮に張り替える事を知りつつも、そ知らぬ振りが出来てこその聖者と云う。聖者は額の眼球の奥に奇譚を綴り、口から漏らすを禁じられるは万人の知る処にして、就寝中に耳から漏れるを恐れ削ぎし者は最早聖者たらん。裏の張替え毎に、耳を塞ぐ毎に、弱き心を憧憬し帯を締め直し人の心を保てると云う。しかして聖者の姿が見えぬのは、聖者は愚行を好まぬ故に草履を脱ぎ、耳を削ぐ。痴れ者の真似する事が生きる道と極めし者こそ聖者たる。心頭滅却。川枕漱石。故に三途の川原で腕を女人に自ら与え、冷たき砂利に体を横たえ、己の肉体が乾き乾涸び鴉に喰われ、骨が風に流れるのを待つ。その姿こそが仏の姿。風に流れて女人に張り付き、悔恨の念を女人の脳髄に沁み亘らさんことが聖者の願い。願い叶いし時にこそ、成仏の光が射さんと云う。
コメント