昨日の日記の中に可笑しな箇所を発見。最終段落にて、除く、芸能人。と書いておきつつ愛しの君を引き合いに出していた。曲がりなりにも愛しの君は芸能人なのに。マイナーでも。今は売れていなくても。ファンからの写真の要望に気軽に応えて、ラブホを背景にした写真になることを臆しなくても。会報誌が手作りムード満載でしょぼくても。昨夜、寝る前にうちのと話をしていて、将来もしも子を産んでその子が男の子だったら愛しの君の名をつける、と言ったところ、物凄い勢いで拒否された。子を欲しいとは思っていないので冗談だったのだが、私の愛しの君への溺愛っぷりを日々見ているうちのは、理解してくれなかったようだ。子、激しく不要なのだが、将来産まなければならないのだろうか。うちのは長男だからやはり期待されたりするのだろうか。嫌な話。うちののことは好きだが、子を欲しいとは全く以って思えない。好きな人の子なら欲しいと思うのが女性の性、なんて寝言を抜かすやからも存在する。莫迦。生物には繁殖本能はある。だからといって、全ての生物の雌に母性本能があるとは限らない。人間に於ける、母性本能、とは後付のすり込みなのに。男性が子育てをして、女性が漁猟をする民族の存在などを知らないのだろう。

 不要な子の話を始めたのは、来年の目標を増やしたからである。日々の日記の中で織り込みつつ書いているので、ここで一旦来年の目標を昨日新たに立てたものを含めて纏める。
・英国淑女になる
・こまめに入浴
・なるべく衣類購入を控える
・セックスレス解消
 最後のが、新たな目標である。不能になり久しい。いかん。結婚を控えている身として、文字通り夫婦生活が成り立たない、というのは大きな問題だ。セイフティ・セックスに意義が見出せないというのは、あくまで私の中の論理であり、それをうちのに押し付けてはならない。年末年始のうちのの実家への帰省の予定が消えたので、温泉宿にでも旅行に行こうという話が昨日持ち上がった。うちのと私はこれだけ長く付き合っていながら、1度もふたりきりでの旅行というものをしていなかったのだ。ネットで調べたところ案の定、年跨ぎで宿泊できる近場の宿は皆無。因って年内のみ若しくは年始から1泊2日くらいで泊まれる宿を探す予定。私の希望としては、年始である。そこで上手くいくかどうかは別として、姫始めを試みたいと思っている。うちのには、日本人だなあ、と莫迦にされたがきっかけが欲しいのだ。うちのと生活を共にして長い。一緒にいることが日常となっており、またコトを営めていた頃もよく小動物に邪魔をされた。邪魔の入らないところで、正月という区切りを以って心機一転を図りたい。宿を探しているときに、英国淑女に相応しい宿を見つけた。天蓋付ベッドに猫足バスタブがあるホテル。うちのに却下された。正月は、和、がいいらしい。私のことを日本人だなあと莫迦にしていながら、うちのも十分に日本人である。そして、この宿はラブホ風味が強い、と。確かにラブホ風味は強いが、天蓋付ベッドに猫足バスタブに憧れて何が悪い。可愛いじゃないか。そして英国淑女ではないか。来年の目標のひとつ目に挙げた英国淑女。英国式生活を教えてくれた友人と話をしていて、私が来年からしようとしている生活は英国淑女ではなく英国主婦ではないか、という疑念が湧いた。英国淑女は家事などせず、全てメイドがやってくれているのではなかろうか……。気のせいに違いないので気にしない。

 うちのの実家への帰省予定の消滅について。先方がとにかく私抜きでうちのと話をしたがっているのだ。私抜きで話したいときは、私は別の間にいさせる、とうちのが言っても難色を示された。先方の意見。
・結婚に反対している訳ではない
・鬱持ちの相手と結婚することに不安がある
・結婚したら今後うちのがひとりで帰省することはまずなかろうから、ゆっくりと話がしたい
 余りに執拗な難色の示しっぷり。結婚に反対している訳ではないという意見と行動が伴っていないようにしか見えないこと。うんざり。最大の理由は、招かれざる客として3泊4日など私が耐えられない、居心地が悪すぎる、そこ迄来て欲しくないと言うならばもう行きたくない、と私が言ったことだ。そんなこんなで帰省予定消滅に至り、後日、うちのが週末の休みを利用してひとりで帰省することになった。恐らく、うつ病と勘違いされている私に来られてしまうと、どう接していいのか戸惑うのではないかという不安に駆られるているのだろう。うつ病と抑うつ症状は違うのだが、そんな理解を求めるのはダメそうである。うちのの身内に安心感を与えるだけの、正確とは程遠い説得案をうちのに授けた。PDはともかく、諸事情はややこしいので説明しようとしてもきっと付いてきてくれないだろうと想像してのことであり且つ先方が求めているのは正確な情報ではなく安心感を得ることのみであろうから。こういう考え方は嫌いだが、致し方なし。みっつ目の理由だけ少し面白かった。あちらとしては私に対して角が立たないようにと考えて言ってきたことであろうが、まるで娘を嫁に出す家族のような発想。逆なのに。大体結婚しても、うちのがひとりで帰省することは可能なのに。むしろ、帰省はひとりでして欲しい。今回こうも不安がられていることが発覚し、この先は先方も私も会う際には絶対に必要以上に構えてしまうことが安易に想像できる。面倒。友人が以前付き合っていた相手の話を聞き、友人の親がその相手との結婚を勧めてきたという話を聞いた。その相手は身寄りのない人だったらしい。厄介な嫁姑問題やら親戚付き合いに悩まされる必要がなくていいじゃないの! という理由に基づく結婚推奨。彼女は結局その相手とは別れ、今は別の相手と付き合っている。彼女の親御さんの気持ちがとてもよく解る。私もその昔、結婚するなら身寄りのない人がいいなあ、と同様の理由で思っていたことがあったからだ。柵反対、個人主義万歳。

 先々のことばかり考えていても仕方がない。目の前の問題からやっつけていかなくては、と思いつつも今日の通院が面倒で仕方がない。日曜の有酸素運動による筋肉痛が酷いのだ。特に首。少し前の日記で、家の中でもヘドバンして鍛える、と書いたが成功しなかった。一朝一夕で鍛えられるものではない、という話ではなく、家の中でのヘドバンとライヴでのヘドバンが全くの別物だと日曜に身を以って知った。二足歩行である人間の首の常態は、縦に真っ直ぐ、である。家の中でのヘドバンはその真っ直ぐの常態から下方向へと振る。人間の首は四足歩行だった頃の名残で下方向への運動はさほど苦にならない。ライヴでのヘドバンでも苦にならないように振ることは可能。可能ではあるが、下方向にばかり振っているとステージの愛しの君が観られない。因って常態から後ろへ反らす方向でのヘドバンになる。今後は家でのヘドバンも実践を意識してのものに変更。現在の筋肉痛が治まったら直ぐに週末のライヴとイベント。そこでまた筋肉痛必至。週末のライヴに行くことをうちのに反対されている。昨日の日記を読んだのか、歳を考えろ、と言われた。人前で水着や下着になる歳じゃなかろう、と。だが、レオパード柄の衣類を所有していないからには仕方なし。日曜のライヴに行く際、うちのに怒られた。ライヴのチケットに金をかけるか、衣類に金をかけるかせめてどっちかにしてくれ。ライヴの為に衣類を買うな、という話である。必要な衣類は現在一通り揃っているので、もう買い足すことは余りなかろう。レオパード柄の衣類を買っても普段絶対に着ないであろうから、入場時に水着か下着で無料で入る。ライヴ・チケットにもライヴの為の被服費もかからずいい話ではないか。

BGM/「化人幻戯」改め「無題」セットリスト自己編集

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