第一弾

2003年12月4日 その他生活
 現在、12月5日深夜。

 来年の目標を昨日立てた。
・2日に1度、最低でも週に2回は入浴する
・服を1枚買ったらその嵩と同量の服を捨てる
 できる範囲で構わないから。さだまさし。やや早めに来年の目標を設定してしまったので、鬼が笑って達成不可能になるかもしれない。それ以前に20代後半にもなって、いちいち来年の目標を立てているってどうよ? と思わなくもないが、長年恒例でずっと立てているので習慣になっている。毎年似たり寄ったりの目標を立てているのだが、達成できた年は無い。1度でも達成できれば立てなくなるのだろうか。ともあれ。このふたつは、昨日の行動から導き出された目標である。昨日から大掃除を始めたのだ。去年は大掃除をしなかった。その代わり、年が明けてからふたりで大掃除をした。私はしたくなかったので、うちのは大掃除をした、そして私は大掃除をさせられた、と書く方が正しい。今年は消極的な理由に基づき、自ら大掃除に乗り出した。1日で家中を掃除できる筈が無い。豪邸に住んでいる訳ではない。只の1DKなのに1日で終わらないのは、うちがとてつもなく散らかっていて更に激しく汚いからだ。

 大掃除のきっかけは、ネットオークションで購入したうちのの衣類が一気に届いたことと昨日掃除を命じられたことだ。掃除機をかける前にうちのの衣類が届き、私が開封した。そしてそれらを椅子の背に乗せたところ、雪崩が起きた。椅子の背には既に大量の衣類が積まれていたのだ。その殆どは私の服である。購入後、どんどん重ねていっていたのだ。クローゼットや衣装箱に片付けていなかったのは、不精だからではない。半分真実、半分嘘。嘘の部分は基本的に私は不精だからであり、真実の部分はクローゼットにも衣装箱にも新規衣類を収納するスペースがなかったからだ。雪崩が起きても普段ならば再び重ねて積んでいく。昨日はライヴの翌日だったので妙にやる気に満ちており、よーしこのまま片付けるか、となった。まず複数枚の衣類を掛けられるハンガー数本を買いに行った。帰ってきて掃除機をかけ始め、カーペットの上を綺麗にしてからクローゼットの衣類を全て引っ張り出した。因みに私に与えられている衣類収納スペースは、クローゼットは半間分、衣装箱は大きめの物が4つ、中くらいのがふたつ、小さいのが5つ。おまけに使わなくなった大きめの鞄の幾つかに服飾小物などを入れている。狭い場所から片付けをするのは一箇所済む毎に達成感を味わえるけれども、実は能率が悪い。因って一番大きなスペースであるクローゼットから取り掛かったのだ。

 とにかく嵩を減らしていかねばならない。それは、捨てる物と残す物を取捨選択することに等しい。まずは着古した物から捨てていこうか……どれも着古していない。いや、一度も袖を通していない物ばかり。入浴しない着道楽は無駄に衣類を持っているのだ。本当に文字通り無駄だ。無駄だけれども貧乏根性で捨てられない。だから来年はなるべく多く入浴しようという目標を立てた。目標は来年からなので、取り敢えず、目の前の服の雪崩の処理をしなければならない。遭難者を迎え入れる為にベッドを空ける病院看護士の気分。病人のくせに。着古した物はなかったので、どこかで引っ掛けて傷や穴を作ったり、脂で変色したりしている物から捨てていく。それだけで30枚程度捨てた。最も悲しかったのは、私が持っている衣類の中で最高値のコートに穴が開いていたことだ。年末か年始にでもオークションに出す予定だったのに。それにしても。何故コートが7枚も8枚もあるのか。ジャケットやブルゾンが10枚以上あるのか。夏物ワンピースだけで20枚あるのか。黒猫は一体何匹いるんだ? という量である。しかもどれも着ていないものばかりときたものだ。困ったので友人に電話した。私の仲良しの中で唯一、所持衣類の少ない友人である。彼女は貧乏でもないし服に興味が薄い訳でもないのに、不思議に所持衣類が少ない片付け上手なのだ。服を捨てる為のコツ。彼女がまず言ったのは、着古した物から捨てろ。定石だ。どれも着古していない旨を伝えると、目を瞑って手に触れた物から捨てろだの、衣装箱を数日外に放置して取りに戻ったときに残っていた服だけが君に縁のある服だだの。滅茶苦茶だ。けれどちゃんと最後にとても参考になるアドバイスをくれた。まず自分の所持衣類を思い出しつつ書き出してリストを作り、それを基に衣類をチェックし、リストから漏れていた物を捨てていけ。成る程! その案は素晴らしい。記憶に残っていなかった衣類は確かになくても困らないだろう。しかしそのアドバイスを貰ったときは既に23時を回っており、うちのの帰宅前に全てを片付けなければならない急かされた状況下。帰宅まで2時間弱しか残されていない。リストを作っている暇はない。今夜リストを作って明日捨てろ→でも今現在片付けている最中だから今夜だと所持衣類を覚えちゃってるよ→自分がそんなに記憶力のいい人間だと思うな。以上。尤もだ。因って今、クローゼットに入りきらなかったハンガーが、部屋のあちこちにぶら下がっている。雪崩遭難者はハンガーという非常用ベッドに等しい場所に移されたものの、ベッドが廊下に置かれているような感となった。これからリスト作りをする……筈だったのだが、もう死に体。予想通りにライヴでの筋肉痛がピークを迎えつつある。今、この日記の為にキーボードを打っているが実はかなりキツい。来週に……持ち越し……か? 肉体的に限界なのでいつもより少し短めの日記。

BGM/2000.10.29「青森ロック大臣」放送開始記念ライヴ

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