やはり風邪をひき、くしゃみ連発で目が覚めた現在12月4日午前。
頭が重く、寒気が続き、くしゃみ連発、ハナミズずるずる。疑う余地は皆無。風邪だ。耳鳴りは昨夜のライヴの残遺症状だろう。電子レンジの鳴る音が遠くに聞こえるし、エアコンの動く音に至っては何も聞こえない。通常ならば一晩経てば耳鳴りは殆ど消えていたのに、今回はかなり長引きそうな悪寒。首に違和感があり、後ろに反らすことに怖さを伴う。普段は鳴らない関節がパキポキと音をたてる。脚には既に筋肉痛の症状が出ている。明日は全身筋肉痛必至。こんなに具合が悪いのに、通院がさぼり気味になっていた為、明日は主治医の元にも行かねばならない。今日はうちのに居間を掃除をするよう言われた。具合悪いんじゃ! とは言えずに了解した。ライヴやイベントに行く日の前後、私は普段以上に家事をする。うちのが稼いできてくれた金で、うちのが仕事をしている最中に、私はライヴで快楽を得る。そこにうちのへの感謝と申し訳なさが生じるのか、勝手に体が家事をする。ライヴ前には洗濯やキッチン・玄関の掃除と片付けをした。夕食も普段よりやや豪華になったりする。先日の豪華且つあっさりな夕食は、ふぐの湯豆腐及びその出汁を使った卵雑炊であった。あっさりが勝ったようで、昨夜のライヴ時の体調はまあまあ。体調不良とは腹具合のことだったのだ。
私は日常に於いてジャンクな食べ物ばかり摂取している。コンビニやファーストフードで買えるお手軽な食事ばかりだ。それが日曜、うちのからうちのの親の意見を聞いた私はしょげていた。そこに降って湧いた、うちのからの有難いお言葉。焼肉でも行くか。行く! 即答。で、行ったのは近所にありつつも一度も行ったことがなかった焼肉屋。これが美味かった。食欲不振からは脱しつつある為、それはもうばくばくと食べた。うちのは魚の方が好きである。煮る・焼くは肉も魚も好き。けれど生魚はよくても生肉はやや苦手。私は煮る・生はどちらも好き。焼き魚の一部が苦手。骨を取るのが面倒だし下手だから。そんな嗜好の私は、焼肉屋に行ったら必ずハラミ・カルビ・タン・レバ刺しを注文する。入った店にレバ刺しがなければ、チッ、ハズレか、と落胆する。レバー克服のきっかけは数年前、ホステスをしていた頃に遡る。馴染みのお客さんが焼肉に連れて行ってくれたときのこと。レバーが苦手だと言う私に、まあまあまあ、と強引にレバ刺しを勧めてきた。相手はお客さんなので渋々食す。美味い! 焼いたのと全然違う! ぐにぐにじゃなくてシャキシャキ! 嵌った。それ以来レバ刺しは大好物となり、ニラレバなども好きになった。日曜に行った店は肉の質が良かった。レバ刺しも新鮮で美味。ふたりで3皿注文し、私ひとりで2皿分食べた。うちのは余り好まないユッケも1皿注文。ひとりで皿を抱えて掻き込んだ。希死念慮の強い精神病の嫁候補ということで、うちのの親は心配・反対をしている。我ながら、嫌な嫁候補だと思う。それが、生肉好きの希死念慮の強い精神病の嫁候補、となると嫌さ倍増。知られないようにしよう。只でさえ、うちのの家族と私は或るひとつのメニューに於いての価値観が大きく違うのだ。そのメニューとは鍋。私は相当仲のいい他者以外と鍋をつつくのが苦手なのだ。特に直箸なんて論外。よく知らない人の作ったおむすびも苦手。他人を汚いと思っている自覚はないのだが、これらを考えるとどこかでそういう意識が働いているのだろう。前回、うちのの実家に行ったときは私に気を遣ってくれて鍋は避けてくれた。下のお姉さんが、うちのと私が帰る日に言った独り言が忘れられない。今夜は鍋ね! ……私への嫌味か?
ともかく焼肉。久々に豪勢な物を食してほくほくと帰宅した。そして味の感想を述べ合う。私が、美味しかったけどちょっと塩気が強かったね、と言うとうちのが、あんたでもそう思ったのか! と。うちのは薄味好きで、私は濃い味付けが好きだ。うちで台所に立つのは私なので基本的にうちのメニューはどれも味付けが濃い目だ。うちのも段々それに慣れてきてくれてはいるが、それでも少ししか箸を付けない物もある。魚のアラ煮。私は下茹でせずにいきなりだばだばと醤油を注いで煮込み始める。いや、ちゃんと出汁やみりんや生姜も使うが、魚で一番好きな部分は血合いなので臭みも風味と脳内変換されている。うちのは血合い自体を余り好まない。1回だけ、うちのに譲歩して下茹でしてからアラ煮を作ったことがある。そのときは美味いと言ってたくさん食べてくれた。私にとっては水臭くてイマイチだったのだが。そんなうちのは、焼肉を食べつつとても塩辛く感じていたらしい。店では特にそういうことを言わずに私はがっついていたので、薄味好き故に感じる塩辛さだと思っていたらしい。そして私にも少し塩がきつかったと言ったことで、あんたがそう思うくらいなら相当だよ……、と。
翌日から腹具合が芳しくなくなった。塩気の所為かとも思ったがどうも違う。普段食べつけない豪華な物をたくさん食べたからでは? とうちのに言われた。納得してしまった。日常の中で私はいろいろな面で貧乏根性を発揮している。いつの間にか体質迄も貧乏になっていたようだ。これは悲しく、そして我が身を哀れに思う。なので火曜の夕食は、ふぐ。貧乏体質ではない! 塩気の所為の不調だ! と証明したかったのだ。結果、腹具合は良くなった。けれどもこれが豪華な食材も大丈夫という証明になるかどうかは、まだ疑問が残る。うちで使ったふぐは安価なとらふぐだった。もっといいふぐを食べたらまた不調が起きるかもしれない。早く証明したいので、年内にいいふぐ屋に連れて行って欲しい、とか書くとうちのにまた金食い虫呼ばわりされそうだ。いいふぐ屋はちょっとした焼肉屋よりもかなりお値段が張る。なので叙々苑の特選カルビで焼肉へのリベンジがしたい。どちらにしても贅沢だ。そしてこれでまた腹具合が悪くなったら、貧乏体質所持者決定である。少しずついい食材に慣らしていく方が賢明かもしれない。ヒラメの縁側とくじらの刺身が恋しい。
BGM/耳に耳鳴り、脳内で愛しの君が、後ろの自分に叫ぶのだー! などと唄っている。
頭が重く、寒気が続き、くしゃみ連発、ハナミズずるずる。疑う余地は皆無。風邪だ。耳鳴りは昨夜のライヴの残遺症状だろう。電子レンジの鳴る音が遠くに聞こえるし、エアコンの動く音に至っては何も聞こえない。通常ならば一晩経てば耳鳴りは殆ど消えていたのに、今回はかなり長引きそうな悪寒。首に違和感があり、後ろに反らすことに怖さを伴う。普段は鳴らない関節がパキポキと音をたてる。脚には既に筋肉痛の症状が出ている。明日は全身筋肉痛必至。こんなに具合が悪いのに、通院がさぼり気味になっていた為、明日は主治医の元にも行かねばならない。今日はうちのに居間を掃除をするよう言われた。具合悪いんじゃ! とは言えずに了解した。ライヴやイベントに行く日の前後、私は普段以上に家事をする。うちのが稼いできてくれた金で、うちのが仕事をしている最中に、私はライヴで快楽を得る。そこにうちのへの感謝と申し訳なさが生じるのか、勝手に体が家事をする。ライヴ前には洗濯やキッチン・玄関の掃除と片付けをした。夕食も普段よりやや豪華になったりする。先日の豪華且つあっさりな夕食は、ふぐの湯豆腐及びその出汁を使った卵雑炊であった。あっさりが勝ったようで、昨夜のライヴ時の体調はまあまあ。体調不良とは腹具合のことだったのだ。
私は日常に於いてジャンクな食べ物ばかり摂取している。コンビニやファーストフードで買えるお手軽な食事ばかりだ。それが日曜、うちのからうちのの親の意見を聞いた私はしょげていた。そこに降って湧いた、うちのからの有難いお言葉。焼肉でも行くか。行く! 即答。で、行ったのは近所にありつつも一度も行ったことがなかった焼肉屋。これが美味かった。食欲不振からは脱しつつある為、それはもうばくばくと食べた。うちのは魚の方が好きである。煮る・焼くは肉も魚も好き。けれど生魚はよくても生肉はやや苦手。私は煮る・生はどちらも好き。焼き魚の一部が苦手。骨を取るのが面倒だし下手だから。そんな嗜好の私は、焼肉屋に行ったら必ずハラミ・カルビ・タン・レバ刺しを注文する。入った店にレバ刺しがなければ、チッ、ハズレか、と落胆する。レバー克服のきっかけは数年前、ホステスをしていた頃に遡る。馴染みのお客さんが焼肉に連れて行ってくれたときのこと。レバーが苦手だと言う私に、まあまあまあ、と強引にレバ刺しを勧めてきた。相手はお客さんなので渋々食す。美味い! 焼いたのと全然違う! ぐにぐにじゃなくてシャキシャキ! 嵌った。それ以来レバ刺しは大好物となり、ニラレバなども好きになった。日曜に行った店は肉の質が良かった。レバ刺しも新鮮で美味。ふたりで3皿注文し、私ひとりで2皿分食べた。うちのは余り好まないユッケも1皿注文。ひとりで皿を抱えて掻き込んだ。希死念慮の強い精神病の嫁候補ということで、うちのの親は心配・反対をしている。我ながら、嫌な嫁候補だと思う。それが、生肉好きの希死念慮の強い精神病の嫁候補、となると嫌さ倍増。知られないようにしよう。只でさえ、うちのの家族と私は或るひとつのメニューに於いての価値観が大きく違うのだ。そのメニューとは鍋。私は相当仲のいい他者以外と鍋をつつくのが苦手なのだ。特に直箸なんて論外。よく知らない人の作ったおむすびも苦手。他人を汚いと思っている自覚はないのだが、これらを考えるとどこかでそういう意識が働いているのだろう。前回、うちのの実家に行ったときは私に気を遣ってくれて鍋は避けてくれた。下のお姉さんが、うちのと私が帰る日に言った独り言が忘れられない。今夜は鍋ね! ……私への嫌味か?
ともかく焼肉。久々に豪勢な物を食してほくほくと帰宅した。そして味の感想を述べ合う。私が、美味しかったけどちょっと塩気が強かったね、と言うとうちのが、あんたでもそう思ったのか! と。うちのは薄味好きで、私は濃い味付けが好きだ。うちで台所に立つのは私なので基本的にうちのメニューはどれも味付けが濃い目だ。うちのも段々それに慣れてきてくれてはいるが、それでも少ししか箸を付けない物もある。魚のアラ煮。私は下茹でせずにいきなりだばだばと醤油を注いで煮込み始める。いや、ちゃんと出汁やみりんや生姜も使うが、魚で一番好きな部分は血合いなので臭みも風味と脳内変換されている。うちのは血合い自体を余り好まない。1回だけ、うちのに譲歩して下茹でしてからアラ煮を作ったことがある。そのときは美味いと言ってたくさん食べてくれた。私にとっては水臭くてイマイチだったのだが。そんなうちのは、焼肉を食べつつとても塩辛く感じていたらしい。店では特にそういうことを言わずに私はがっついていたので、薄味好き故に感じる塩辛さだと思っていたらしい。そして私にも少し塩がきつかったと言ったことで、あんたがそう思うくらいなら相当だよ……、と。
翌日から腹具合が芳しくなくなった。塩気の所為かとも思ったがどうも違う。普段食べつけない豪華な物をたくさん食べたからでは? とうちのに言われた。納得してしまった。日常の中で私はいろいろな面で貧乏根性を発揮している。いつの間にか体質迄も貧乏になっていたようだ。これは悲しく、そして我が身を哀れに思う。なので火曜の夕食は、ふぐ。貧乏体質ではない! 塩気の所為の不調だ! と証明したかったのだ。結果、腹具合は良くなった。けれどもこれが豪華な食材も大丈夫という証明になるかどうかは、まだ疑問が残る。うちで使ったふぐは安価なとらふぐだった。もっといいふぐを食べたらまた不調が起きるかもしれない。早く証明したいので、年内にいいふぐ屋に連れて行って欲しい、とか書くとうちのにまた金食い虫呼ばわりされそうだ。いいふぐ屋はちょっとした焼肉屋よりもかなりお値段が張る。なので叙々苑の特選カルビで焼肉へのリベンジがしたい。どちらにしても贅沢だ。そしてこれでまた腹具合が悪くなったら、貧乏体質所持者決定である。少しずついい食材に慣らしていく方が賢明かもしれない。ヒラメの縁側とくじらの刺身が恋しい。
BGM/耳に耳鳴り、脳内で愛しの君が、後ろの自分に叫ぶのだー! などと唄っている。
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